カテゴリ:絵本・童話・児童書
建物の偶然の配置により、地球上に浮かび上がった
「ここは空き地ですよ」マーク。 母の再婚で小夢野市に転校してきたタケルは、 地球支配の目的で次々送られるエージェントを 取り締まるためやってきた宇宙人・しのぶと出会う。 親戚として、級友として付き合ううち、 異星人という垣根を越え絆が芽生えつつあったふたり。 だが、小夢野市は異常気象が続き、しのぶは・・・。 図書館で借りてきました。 昨年ハマった後藤みわこサンのシリーズの最終巻です。 年中晴天なはずの小夢野市で、最近ずっと降り続く雨。 雨が苦手なしのぶは体調不良が続き、 降雨実験に携わる天気予報士のタケルの叔父は、 仕事にならず大弱り。 母の妊娠により自分が母の実子で無いことを知ったり、 ある理由から長年父だと思い込んでいたタレントが 実は同級生の父だと判明したり、 とにかく色々なことが立て続けに起こり、 家に学校に・・・と大忙しで走り回るタケル。 3巻の後半から読者にとってもビックリなことが いっぱい明かされ始めました。 それにしても、タレント・如月幸長の父親疑惑は 割と早い段階でなんかオチがあるんじゃないかな~?とは 思ってましたが、まさかお母さんまで実の親じゃないとは! これはタケルもショックだったでしょうね。 いやはや驚きました。 んで、「聞かなかったから答えなかった~」っていう お母さんの感覚・・・ちょっと呆れちゃいます。 子供にとっては重大事件であり、 そう簡単に切り出せる話題じゃないでしょーが。 それだけでも充分パニック状態なタケルを、 さらに動揺させる事実が! なんと、雨の原因はしのぶ自身!? 小夢野の雨を止めるため宇宙に帰ろうと考えるしのぶ。 タケルはしのぶを引き止められるのか? そして、エージェントの侵略から地球を守る術はあるのか? ちょっぴりせつない展開にドキドキの連続です。 ・・・が、なんかすご~く続きの気になるところで 終わってしまうのですよね。 この作者さんの本は何冊か読んできて、 そのたびに言ってるような気もしますが(^^; 「ぼくのプリン・・・」はラストでやっと これから恋が始まるって感じだったし、 「H」シリーズも謎が解けて「さぁそこからどうなる!?」 ってとこで終わっちゃった。 「秘密の菜園」も正体が判明してこれから友達として どんな学校生活になっていくのか、とても気になった。 あぁぁ~~~、オチのついた感じがしない~~~。 作者様には、機会があればぜひどこかで それぞれの話の後日談をお聞かせ願いたいものです。 タケルとしのぶの未来もそうだし、 実は一番気になってるのはHシリーズだったりしますがw ボーイズ・イン・ブラック 著者:後藤みわこ 講談社 YA!ENTERTAINMENT 4巻は2008年11月発行
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