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スコシフシギな世界-藤子・F・不二雄ブログ

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2016.08.18
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前回の日記で
「神」の話をしましたが
「ピン!ときた」といったのは
神様(福の神)が出てくる
SF短編を思い出したからです。

それでは
藤子・F・不二雄先生の
スコシフシギなSF短編
『福来たる』を
紹介したいと思います。

・・・と、その前に。
本日の日記タイトルには
『アメブロver.』と入っています。
実は、『福来たる』は以前にも
紹介したことがあるためです。

私は今、楽天ブログを引っ越ししまして
アメブロで活動をしていますが
SF短編の日記だけは、楽天とアメブロ
両方で公開しようと考えました。
内容に、全く変わりはありませんが
アメブロ~藤子・F・不二雄ブログ
↑こちらでも読むことができます。
コメントは、こちら楽天でも
アメブロでも、どちらでも大歓迎です。

< ストーリー >

職場の仲間と仕事帰りに
酒を飲み、かなりよっぱらった
ごく普通の平凡なオジサン

■よっぱらったおじさんが見たものは!?



■ オジサンは神様らしき者に声をかける



■ 正体は福の神だった!!


福の神は、今の世の中に
うんざりしていました。
福の神は「昔はよかった」と昔の話を
始めます。たった1匹の干し魚で
大喜びされた時代もあったといいます。


■ 福の神と話すオジサン


しかし、オジサンは酔っているせいもあり
迷信は信じる、UFOとかマユツバの話が
好きであるとか、余計なことをいってしまいます。
そして、福の神のご機嫌を損ねてしまい
その場から去ってしまいました。


■ 戻ってきた福の神
福来たる 藤子・F・不二雄 SF短編 福の神 枕元 神通力

布団に入り、オジサンが
寝ようとしたところ
福の神が戻ってきてくれました。


■ 福の神は現代社会に驚く
福来たる 藤子・F・不二雄 SF短編 福の神 蛇口の水 ウォークマン

昔は水にさえ苦しむ時代がありました。
そんな時代を知っている福の神にとっては
蛇口からの水は、驚きの光景でした。


■ 現代人は食べ物を粗末にする


食べ物を捨てる光景に
福の神は絶句してしまいます・・・

■ 福の神は理解に苦しむ


水にも、食べ物にも、お金にも
現代人は、困っていない・・・
そんなオジサン家族を見ていて
福の神は「あんなに豊かに暮らしながら
その上、何を望むのだ」と語ります。


■ 涙が出るほどの幸福感とは何なのか・・・



オジサンは、宝くじの1等を
福の神の力で当ててほしいと
欲望をぶつけます。
しかし、福の神が
そんなことはできないというと
オジサンは激怒し「貧乏神」と文句をいいます。

それに怒った福の神は、オジサンを
タイムスリップで遠い昔の時代に送って
しまうのでした・・・

福の神はこう考えるのです。
食べ物などもろくになく
暮らしの不便さなど
昔の世界で身に染みるほど苦労すれば
オジサンが現代に戻ったとき
涙が出るほどの幸福を感じるであろうと。


『福来たる』は、このようあらすじです。
↓こちらの本に収録されています。
 SF短編PERFECT版 7巻 または
 藤子・F・不二雄 SF短篇集 3巻(下記)で読むことができます。


藤子・F・不二雄SF短篇集(3) [ 藤子・F・不二雄 ]

福の神が、オジサン家族の食べ物が
捨てられる光景に「命の綱の食べ物を」と
目をくらませる描写がありますが
戦後間もない頃、私たち日本人は
皆、お腹をすかし食べ物がない時代を
過ごしてきました。
これは、遠い昔話ではありません。
私も、祖父母から、むかしの日本は
「食べ物がなく昆虫を食べていた」
という話はよく聞きました。
F先生が子供の頃も、まだまだ日本は
豊かではありませんでした。
福の神が、現代の豊かな生活に驚く場面も
F先生の経験、体験からにじみ出ている
のではないでしょうか。

食べ物も食べたい時にある
水も欲しいときにいつでも得られます
そんな幸せで贅沢な環境にあることを
私たちは忘れてしまっているかもしれませんね。

幸せとは、高望みをすることではなく
欲望を満たすことでも
他人と比較することでもなく
感謝の気持ち、ありがたみの心を
持つことなのかもしれませんね。

「豊かに暮らしながら
その上、何を望むのだ」
という福の神のセリフは、F先生からの
現代人への問いかけなのではないでしょうか





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Last updated  2016.08.26 00:59:11
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