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カテゴリ:国内旅行
奈良時代の古刹
光仁天皇の勅願寺 秋篠寺 奈良に来た以上はウサギここを訪れないと落ち着かない。東洋のミューズ(ビーナス)技芸天に会いたいのである。人生の中で何度も何度も会いに来た。ちょっと薄暗く長い年月が経った埃の匂いのする国宝のお堂の中で首を優しく傾けて見下ろす仏様にはその時心にあった少しの迷いも雑念も、一時、消え去って仏の世界や悠久の彼方に飛ぶのである。 東大寺三月堂で日光月光を拝する時もそうだけど、お堂の壁に据え付けられた古い木のベンチに腰掛けてゆっくり時間を掛けて眺める。内陣は土間で柱はむき出しの礎石の上に立っている。決して急いではいけない。 ここに、このお堂の中に有って良かった。遥々時間を掛けて来てここでしか会いたく無い。ここにいてこその仏様である。 去りがたい気持ちでお堂を出て苔の美しい庭を出る。 あきしの の みてらを いでて かえりみる いこまがたけ に ひ は おちむ と す 会津八一の句をここに来ると必ず思い出す。とここまで書いて以前にブログに書いたことがあったなあと思い出した。 技芸天のことは何遍でも書きそうだ。 因みにこの寺御朱印を出さない。どこもかも御朱印ブームの中この潔さ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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見る目が肥えますね、田舎の爺さん舌ばかり肥えて教養はさっぱりです。
あの世に行く時試験でも有ったら、さ~大変。 今は海岸へ越前ガニの身体障碍者を探しに行っています。 (November 8, 2018 11:25:42 AM)
おはようさんさん。
いつも応援ありがとなし。 さすが、うさぎさん・・ マニアックなお寺が続きますね。 庭園の京都、仏像の奈良という 呼び方が、よくわかりますね。 (November 8, 2018 11:55:19 AM)
東洋のビーナス、人の心を見透かす様な不思議な魅力を持った仏像ですね。
「ここで観たい。ここで会いたい」ウサギさんの拘りを感じます。 私も実際にお会いしたいです。 (November 8, 2018 02:22:46 PM)
何度も何度も訪れているのですね。
しかも奈良だから京都よりずっとアクセスに難義を感じそう。 秋篠宮妃紀子さまに似ていると言われている技芸天ですね。 妃殿下はすっかりほっそりされてしまったので今はあまり似ていないかも。 (November 8, 2018 03:25:35 PM)
東洋のミューズですか。知りませんでした。ウサギさんは詳しいですね~~。感心します。
京都は何度か行った事ありますが、奈良はないのですよね。 (November 8, 2018 04:14:37 PM) |