ペ ン 先 は E F よ り B B

先週末、仕事をほったらかして「Into the wild」を見てきました。この映画は実話で、内容や結末はオフィシャルサイトでもふれているので新鮮みがあるかどうか不安でしたが、何故彼がそうなるまでに至ったかというホワイダニット式に物語は進み、飽きることなく見終わりました。とにかくアラスカの大自然の映像が恐ろしいほど美しく、CGとハリボテだらけの映画に飽き飽きしていたのでとても新鮮でした。そして残念ながら期待していたモレスキンも万年筆も出てきませんでした。主人公クリスが日記として使っていたはフツーのリングノートとボールペンでした。
見終わってふと思ったのですが、ちょっと前に観た「ダークナイト」とこの映画には何か共通点があるような気がします。「ダークナイト」の主人公ブルース・ウェイン＝バットマンはものすごいお金持ちのボンボンでたった一人で闇にまぎれて世直しをしているものすごいご苦労さんな人。そしていつも孤独です。「Into the wild」の主人公クリスもお金持ちのボンボンなのですが、現代社会に疑問を持ち素性を捨てて旅に出ます。そしてどちらの映画も「乗り物」が印象深いのも似ているような気がします。
それにしても「ダークナイト」に出てきたジョーカー役ヒース・レジャーの演技はすごいの一言です。ホントにイカレてるのではと思うほどの存在感でした。ご冥福をお祈りします。