☆プリュネル☆ 医師が歩く精神世界の散歩道 （癒し/民間療法/ヨガ/気功を学ブログ）

先日、帯状ヘルペスの解説をテレビ番組、ためしてガッテンでやっていました。

水疱瘡になった人は神経節にこのウイルスが終身で存在します。

疲労などで免疫力が落ちるとヘルペスウイルスが増えて、皮膚に痛みの強い帯状に発疹を起こします。

ためしてガッテンでも言っていましたが、帯状ヘルペスの皮疹が出る前に局所の皮膚でピリピリなどの痛みが出てきます。
ポイントは左右の片方だけに出ます。

さて、問題はこれからです。
一般の医学では、帯状疱疹独特の発疹が出なかったら、何だか局所が痛いなぁ、って症状が出るだけです。帯状疱疹と診断は困難です。

そんな時、医療機関にかかっても、心因性の痛みとか、神経痛だとか、筋肉緊張の痛みだとか言われます。

想像してみてください。
例えば、頭痛があって湿疹もなく見たところ普通。これでヘルペスによる痛みと診断は難しいのでしょう。

こんな時に気当て診断してみると、ヘルペスウイルスに反応することがしばしばあります。

私はこんな時、ヘルペスウイルスに効果のある塗り薬を処方してみます。きつい場合は内服薬も処方します。すると結構な頻度で痛みも改善することが多かったです。

心因性とか原因不明の痛みの中にはヘルペスウイルスによる帯状疱疹前段階もありそうですね。