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で、この箱は壊されました(爆) いまさら5月に書いてた話なんですけど。 NHK Eテレ(NHK教育)の「すくすく子育て」という番組があるではないですか。 あれで、育児ストレス特集をやるというので、 「育児にストレスを大いに感じている君、見ろ、見るのだ!」 と、夫に視聴させました。 結果。 番組の構成に無理があり、ぜんぜん役に立ちませんでした。 これなら、出演していた大日向先生の本でも1冊借りて読んだ方が、ずっといいです。 (その筋では著名な方。人生案内の回答者もやってる) 夫はオッサンなので、育児の悩みやストレスを抱えるママさんたちが出てくるたびに、 「この人の考え方が悪い」 「そんな悩みはくだらない」 と酷評しておりました。 しかしまあ、視聴している一般人の側からすると、そういう感想を持っても不自然ではありません。 みんながみんな、同じように子育てをしているわけではなく、うまくいっている人もいれば、そうでない人もいる。 いいこなし方が自然にわかる人もいれば、不器用な人もいます。 世の中、それは仕方のないことです。 駄菓子菓子、育児ストレスでお困りのママさんの話で、ちょっと気になることがありまして。 保健師に相談したけれど、何も得られなかったようなのです。 ううむ、社会の仕組みとして、これは由々しきことです。 育児支援担当の保健師であれば、困ってるママさんを支援するのが仕事なのですから、これでは役割を果たしていません。 てか、私もぶっちゃけ見たことがあります。 育児相談コーナーで役割を果たしていない保健師。 その辺の一般人じゃないんだから、 「いやいや、それはあなたに問題があるでしょ?」 「こうすればいいじゃない、みんなやっているわよ」 なんていうのは、アドバイスになっとらんのです! ちょっと不器用な人、うまくできない人、いうなれば平均と比べたらレベルの落ちてしまう人、というのは、必ず存在するのです。 それをふまえて、うまくいかずに育児に不安やストレスを抱えてしまう人を救済するのが、保健師であるはずなのです。 お困りの相談内容が、世間一般からすれば 「ええ~、そんなことでそんなに悩むの?」 と思ってしまうようなことだったとしても、悩んでいる当人にとっては、ものすごく深刻でツラいことなのです。 世間との相対値ではなく、個人の絶対値です。 すくすく子育てに登場したストレスを抱えているママさんには、こだわっている育児ポイントというのがいくつもありました。 その中には、手作り離乳食への大きなこだわりがありました。 手作り離乳食を作り続けていたら、そりゃたいへんです。 ストレスにもなりましょう。 なぜ手作りするのか。 市販品がイヤだから。 何種類も毎食、子どもだけのために手作りだなんて、超ストレスです。育児つらすぎです。 それでも、子どもの健全な育成のためには、できる限りの添加物を排除したいと。 すべては子どものためにと思っているけれど、ストレスに負けて本末転倒、育児をちゃんとできなくなってしまいそう。 しかしそこで、 「最近はベビーフードもいろいろあります。 便利だから利用してみればいかがでしょうか?」 なんて言っていたのなら、一般人なら許されますが、プロ失格です。 だって本人は、市販のベビーフードがイヤだというから、手作り離乳食をこさえているのです。 その信奉を否定するような提案では、 「保健師に相談はしたけれど、まったく解決の糸口が見つからなかった」 という結果になるでしょう。 やるんだったら、 ・「相談者は、実に子どもに対し愛情深き母親であり、 ここまで真剣に取り組める人は、そういない」とオーバーに褒める ・嘘でもいいから、手作り離乳食は実に尊いものである! とその価値を認める ・しかしながら、育児ストレスを軽減しなければ、 離乳食以前に育児全般がたちゆかなくなる恐れがあることを 示唆する ・手作り離乳食には劣るが、ベビーフードを利用しても 大きな問題が発生しないという科学的根拠があると 嘘でもいいから安心材料として言う 等々を、洋画のハリウッド女優の吹き替えみたいに、オーバーに褒め、共感し、励ましたのちに、あくまで「苦渋の提案」としてベビーフードを引っ張り出すくらいしなきゃ、、、プロじゃありません。 ママさんには科学的根拠よりも 「最も母乳に近い成分と言われている粉ミルクを開発した●●社は ベビーフードにももちろん最大の安全配慮をしていて云々」 という精神論の方がいいかもしれませんが。 私は何の躊躇もなく、市販のベビーフードで手抜きする派ですけどね。 ↓手抜きしちゃえ(笑)ボタン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.07.29 18:36:16
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