|
カテゴリ:映画・TV・音楽・エンターテイメント
先日の日記でタケモトピアノのCMの話を書きました。
このほかにも関西発のCMには特徴的なものがあります。 至近な例としては「わかさ生活」の「ブルーベリーアイ」のCM。 手軽においしく健康ケア!『veryうま』【楽天シニア市場】送料無料 ブルーベリーを擬人化したキャラクター (「ブルブルくん」と言うらしい)が 「♪ブルブルアイアイ、ブルーベリーアイ♪」 という歌に合わせて、画面で踊り続けるCMです。 関東でもけっこう放送されていましたが、 わかさ生活は京都が本拠地ということもあり、 関西では、夏に帰省したときは ひっきりなしに流れていました。 このCM。 15秒の枠の中で、えんえんと 商品名を連呼しています。 関西発のCMって、こういうパターンが多いんですよね。 よくよく考えてみると、 これ、吉本の芸人のマインドとよく似ています。 実は個々の吉本芸人の有名なフレーズって、 素読みすれば、そんなに面白くもないんですよね。 たとえば間寛平の「かい~の」とか、 チャーリー浜の「ごめんくさい」とか。 だから新喜劇で寛平ちゃんやチャーリーが これらのセリフを使い始めの頃 (今から30年近く前)は、全然ウケてませんでした。 ところが、彼ら吉本芸人は、 1回や2回ウケなくてもビクともしません。 3回、4回……、10回、20回……。 観客がクスリと笑うまで、ひたすら言い続けます。 数か月経つと、観客は 「あ、この辺で寛平ちゃんは『かい~の』やるんちゃうか?」 とか、チャーリー浜が登場すると 「セットの玄関を開けるときに ぜったい『ごめんくさい』っていうやろな?」 と頭の中で瞬間的に思ってて、 しかも当人たちはタイミングどおりに そのとおりのアクションをするので、 その絶妙なビンゴさに 「うわー!やっぱり!」と、大ウケすることになるのです。 つまり、観客に対するギャグの刷り込み方が 尋常じゃないんです。 わかさ生活のブルーベリーアイのCMに、 この刷り込み方法の手法をかいま見ることができます。 一度見た限りでは、延々と商品名を連呼しているので 少々ウザイ。 でも、何回も聞かされると、 そのうち頭の中にメロディーごと刷り込まれる。 商品名を聞くだけで歌が出てくるし、 歌を聞くだけで商品名が出てくる。 関西の企業はしたたかですぞ~(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画・TV・音楽・エンターテイメント] カテゴリの最新記事
|
|