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カテゴリ:鉄道
久々の鉄道ネタです。
最近のクレジットカードにはICチップが入っているのが当たり前。 そしてこのICチップにキャッシュ情報を入れて、 おサイフ代わりにしよう、というのがいわゆる「電子マネー」。 もともとはビットワレットの「Edy」がその嚆矢だったのですが、 今はJR東日本が開発した「Suica」に代表される、 JR系の交通事業者が発行するICカード乗車券がメジャーになってきました。 今やJR四国を除く、JR旅客5社がICカード乗車券を発行しており、 それぞれのネーミングがユニーク。 JR北海道の「Kitaca」以外は、 ちゃんと英語の正式名称があって、その頭文字をつなげて表現しています。 特にJR西日本の「ICOCA」とJR九州の「SUGOCA」は、 それぞれ大阪弁の「行こか」、博多弁の「凄か」と、 方言にも掛けていておもしろい。 そしてそれぞれのブランドマークを見ていただくと おわかりの通り、 ICチップが入っていることを象徴して、 「IC」の文字を浮き立たせるようにデザインされています。 「SUGOCA」には「I」の文字がないので、 どうするのかと思っていたら、 「O」の字の一部を白抜きにして「I」に見立てる、 という苦肉のデザイン策が見て取れます。 上の画像には掲げませんでしたが、 キャラクターはSuicaのペンギンに始まって、 ICOCAはカモノハシ、 TOICAはヒヨコ、 Kitacaはエゾモモンガ、 SUGOCAはカエルと時計。 大半は動物がキャラクターですが、 唯一、SUGOCAは時計がキャラクターになってます。 これらのカードはいずれもJR東日本の開発した技術を使っており、 ライセンス料がJR東日本に入ってくるしくみ。 JR東日本は、電子マネーの技術を確立させるために10年以上にわたって 巨額の開発費を投じているため、 その回収策の一環としてとらえているようです。 JR東日本の技術供与と言うことは、 すべてのカードに技術的な互換性があるわけで、 現に「Suica」「ICOCA」「toica」は相互のエリア内で利用できるようになっており、 「Suica」と「Kitaca」も相互利用が可能になっています。 「SUGOCA」も「Suica」と「ICOCA」とで相互利用を目論んでいるとか。 さてこれらの中で、一番新しいのがJR九州の「SUGOCA」。 「凄か」に掛けている、と上にも書きましたが、 それ以外に、サービス面では「スッ!とゴー!でSUGOCA」という キャッチフレーズがあります。 そしてテレビCMも、東京では見ることがありませんが、 なかなか洗練されていてよろしい。 最後に、この電子マネーICカード。 もともと開発したのは、かの「SONY」であるという事実は あまり知られていないようですね。 SONYは今、家電製品では苦しいビジネスになっていますが、 ことICカードのビジネスでは猫の手も借りたいくらいの 忙しさらしいです。 Suicaが世界を変える お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月10日 09時00分09秒
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