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テーマ:コーチング(167)
カテゴリ:コーチング・コミュニケーション
かつて僕が受講した、
『コーチ・トレーニング・プログラム』を主宰する研修会社によると、 「コーチングをマスターする上での3つの要諦」というのがあって、それは、 (1)コーチ養成のトレーニングを受ける (2)コーチをする (3)コーチを受ける というものです。 特に(3)は重要で、 自分を磨いてコーチとしての資質を上げるためにも、 自分を客観的に観察してくれて気づきを促してくれる人が、 いないよりはいた方がはるかに良い。 しかも相応の料金を支払うので、 自分に覚悟をつけさせる効果もあります。 そして欧米の著名な企業のエグゼクティブは、 必ずコーチを付けているとも聞きます。 僕も比較的大きな組織をコーディネートする立場になったので、 自分の身の振り方を、自分ひとりであれやこれやと考えるには限界。 必ず第三者的な視点で僕を見てくれるコーチが必要。 これまでも「日本で指折り」と言われるコーチに師事し、 自分のコーチをお願いしていたのですが、 ゆえあって昨年秋に途絶えていました。 今回、自分を取り巻く環境が大きく変わったのを機に、 再び別のコーチにアクセス。 コーチではなく「メンターになって欲しい」と申し出ました。 『メンター』。直訳すると、良き助言者、指導者という意味。 コーチの場合、「答えは相手(クライアント)が持っている」という観点から、 質問によって気づきを与え、クライアントから答えを引き出す、 という流れになりますが、 メンターの場合は、相手をコーチとして見据えた上で、 コーチとしての資質を養うための さまざまなフィードバックや助言を行ってくれる存在です。 そして、メンターという立場にもなると、 いくらこちらが三顧の礼で依頼しても 最初から「もともとの資質に疑いがある」と判断されれば、 断られるケースもあります。 僕の場合、以前からそのコーチを見知っていたこともあって 「まさやんなら大丈夫でしょう」と、 最初の関門は無事に通過することができました。 さっそく昨夜、オリエンテーションを兼ねての1回目のセッション。 1時間の予定が1時間半に及びました。 僕の話した言質を捕らえて、 すかさずフィードバックのつぶてが受話器越しに飛んでくる。 「そもそも僕とのコーチングで何を期待しています?」 「まさやんがさっき言った『コーチングへの期待』と、 今、あなたが話した内容と、どう関係があるの?」 「今、『○○○』って言いましたよね」 「何だか僕にはネガティブに聞こえるんだけど、どう?」 「そうか。僕の言葉は、相手からしてみれば、 こういう風に聞こえているんや…」 次から次へと「うーん…」と唸って、考え込む始末。 久しぶりに脳に汗をかきました。 「さっき、コーチが僕の言葉をすぐに捕らえて、 『今、○○○って言った』と返してくれましたよね。 それだけでもメチャクチャ勉強になるんです。気づきになるんです」 今回のコーチングで期待しているのは、そういうことなんでしょうね。 これから毎週、エキサイトな時間が展開されるんだろうなぁ。
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