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テーマ:廃墟・近代化遺産(6)
カテゴリ:検見川無線送信所
『検見川送信所を知る会』と千葉県建築家協会の主要スタッフが
久しぶりに顔を合わせました。 場所はJR新検見川駅前の『コミュニティカフェ華見川』。 以前の日記にも書いたように、 検見川送信所のコンクリート内部の保全状況はとてもよく、 築後80年経ったとは思えないほど若々しい状態。 加えて、保存の方向性が事実上決まったことで、 『知る会』としても所期の目標は粗々達成したような状況です。 そういうこともあってか、今年に入ってからの会の活動は やや緩慢な状態が続いていました。 ところが安閑とはしていられません。 保存の方向性が決まったとはいえ、 ではどのような形で利活用をするのか。 これは『知る会』主導で進めるのではなく、 当然、地元の意向が反映されてしかるべき。 ところが、地元と『知る会』との間には 残念ながら意識上の距離感があって、 共同で何らかの取り組みができていない状況なのです。 加えて、コンクリート内部は頑丈な建物も、 外壁や屋上は劣化が激しく、 できるだけ早急に保全工事を行う必要性がある。 でも、利活用の方法がある程度見えない限り、 財政難に苦しむ千葉市としても手が出ない状況。 いずれにしても、今後は地元の人たちと心をつなぐ活動が 必要になると思います。 来週の連休最終日には地元検見川町内のイベント『やあびな』が開催され、 そこに『知る会』も出店の予定。 残念ながら、僕は当日別件があって参加できないのですが、 徐々にではあるものの 『知る会』が検見川町内で認知される胎動が感じられ、 喜ばしいことだと思います。 さらに「合同でもう一度内部見学会を行おう」とか 「検見川公民館で利活用を提言できるようなディスカッション大会」など、 そういったイベントを早急にやろう、ということになりました。 早ければ11月には実現させる見込みです。
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