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テーマ:エニアグラム(61)
カテゴリ:エニアグラム
今週号の日経ビジネス誌に書かれてあった話。
自治体が設置している防災無線の設備がありますが、 だいたいどこの防災無線も、 夕方5時になると『夕やけ小やけ』が放送されますよね。 あの放送、「5時だから子どもたちはお家へお帰りなさい」 という意味だと思っていたのですが、違うんですって。 目的は「いざというときのための『試験放送』」なんだそうです。 毎日決まった時間に流しておけば、住民はその状態に慣れる。 そうすると、たとえばスピーカーが故障して聞こえなくなったとき、 住民の方から「おかしいよ」と役所の方に連絡が来る。 そういう効果を見込んでいるんだとか。 その行為が、実は別の目的だった、という話は 他にも探せばあるんでしょうね。 今、学んでいる『エニアグラム』。 僕は「他者の心の内を読み取るため」の手段として 興味を持ち、学び始めたのですが、 そもそものエニアグラムが目指している目的は 「己を知り、自己変容を促す」ということで、 すべて自分に向けられていることを しばらくして知りました。 確かに学び始めて変わったことがあります。 それは自分の心の内をきちんと言葉として 自己開示できるようになったことが第一。 僕は自分の思いや感激のさまを 言葉にして表現することができない人間でした。 だから小学生の頃に書かされた『読書感想文』。 あれが苦痛でならなかったんです。 ともすれば、その本のあらすじを書いていたりします。 「自分がその本を読んでどう思ったか、それを書きなさい」 と先生に促されても、その先生の言ってる意味がわからない。 エニアグラムでは僕はタイプ3に属するのですが、 「タイプ3は、心で感じる人なので、自分の思いを言葉にすることは苦手。 でも頭で感じる別のタイプの人は、きちんと頭の中で理詰めができるので、 自分の感じている状態を客観的に捉えることができ、言葉にしやすい」 という説明を聞き、妙に納得したものです。 同時に受講している他のタイプ3の人も、いちように 「自分の気持ちを言葉にするのは苦手」「そんなことできない」 という人ばっかりだったので、なるほどなぁ、と。 そういう自分のタイプの特徴を知ることができたおかげで、 自分の中にまとわりついていた妙な劣等感がなくなり、 いつの間にか、自分の気持ち、心の内を、 照れもなく表現することができるようになったんです。 己を知る。他者との違いを知る。 そして自己変容を促す。 40歳代もそろそろ終わろうか、というこの時期に、 ようやく自分にとってはタブーだった領域に足を踏み入れています。
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最終更新日
2011年10月31日 07時38分18秒
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