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テーマ:お通夜・お葬式(20)
カテゴリ:家族・家庭・交友関係
今週に入ってからの寒さですっかり風邪を引いてしまい、
昨日の午後から会社を休んでいます。 平日なので息子は2人とも家にはいません。 1人ぼっちで咳き込んでいるばかり。 まぁ、ヨメさんは看病してくれる人ではなかったので、 だからわびしい、ってわけでもないんですが。 昨夜、たまたま実家に電話をかけて母親と会話をしました。 父親もがんにかかって闘病中の折、 母親にとっては 昨年からダブルのストレスを受けているわけで、、 表向きは気丈に振る舞ってはいるものの、 夜になると実家にあるヨメさんの遺影に しょっちゅう語りかけているんだそうです。 そして 「去年の今日はお通夜やってんねぇ」 とポツリ。 お通夜の様子は昨日の日記の通りですが、 翌31日、つまり去年の今日は 午後0時半から告別式でした。 ------------------------ 午前7時前に起床。母親の作った朝食を食べる。 寝室ベッドに、置いてあったままの 妻の着替えを片付けようと、タンスを開けると、 彼女がよく着ていた服やTシャツが目に入った。 棺に一緒に入れてあげよう。 ダイニングテーブルの脇にあった スーパーのレジ袋を開けると、ここにも着替えが入っている。 遺影で着ているのと同じオレンジ色のシャツが出てきたので、 これも棺に入れることにする。 11時頃、自宅を出発し葬儀社の会館へ。 着替えを済ませて式場でスタッフと打ち合わせ。 昨日と同じく受付のお手伝いということで、ママ友たちが参集。 昨夜は駅前のホテルに泊まっていたken父さん一家が式場入り。 息子さんも合流していた。 12時15分、親族席に着く。 背後の様子を耳に入る音で推測する限り、 今日の会葬者は少なそうだ。 スタッフから、5分繰り上げの提案を受ける。 その分、お別れの時間が伸ばせるということなので、応じる。 12時25分、僧侶が入場し開式。 まず遺族から焼香。次いで会葬者の焼香。 大阪から高校時代からの先輩が参列しているのを初めて知る。 会葬者全員の焼香は、15分程度で終了。 やはり今日の会葬者数は少なかった。 40分程で告別式が終了し、続いて初七日法要を営む。 こちらは親族のみの焼香で、所要は10分ほどだった。 その後、司会者より弔電の代読。弔電は全部で12通あったが、 その中で妻とゆかりの深かった人を中心に5通選び、 うち2通は内容も読んでもらった。 続いて、喪主の挨拶。 前々日から頭の中で繰っていた内容を語る。 少し入れ違いや言い間違いがあったが、 何とか様になったと思う。 会葬者はいったん退場し、親族も後方に待避。 いよいよお別れの式だ。 スタッフが棺を移動し、儀式用に再セット。 祭壇に飾られていた花を切り取ってお盆に載せる。 棺の蓋が開けられ、準備が完了したので、 親族から花を手向ける。 今度は会葬者一人ひとりが花を手向けた。 ママ友たちは、妻を見て泣き崩れている。 その姿を見て、新たに涙する。 残りの花は再び親族で手向け、 棺は妻の顔以外、さまざまな彩りの花で埋め尽くされた。 「これにて、お別れです」というスタッフの声とともに、 棺の蓋が閉じられる。 僧侶の次に位牌を持った僕、後ろに遺影を持った長男、 さらに花束を持った次男が続いて、 その後ろに妻の棺、という順で葬送の列を作る。 エレベーターで階下へ。列を作り、会館の外へ。 妻の棺は、父や弟らに支えられて霊柩車へ搬入された。 僕と長男は霊柩車、他の家族は僕の車に乗り込み、 会葬者が見送る中、飯能市郊外の斎場へ向けて出発。 40分で斎場到着。僧侶は自家用車でついてきていた。 降車するとすぐに火葬場へ通される。 僧侶の読経とともに、棺が釜の中に収められ、 職員によって火葬のスイッチが入れられた。 2階の休憩室へ通されて精進上げ。 斎場まで見送ってもらったken父さんご一家らと一緒に、 妻の思い出話で盛り上がる。 1時間後、収骨の案内があり、階下へ。 ここでken父さんご一家と別れる。 喪主だけが釜の前に立ち会い、家族は収骨場へ。 まずは僕と長男で骨壺に骨を入れ、 次いで残り4人がそれぞれ骨揚げ。 最後は職員が骨を収納した。 これにて一連のセレモニーが終了。 終わってみれば、あっけない幕切れだった。 ------------------------ この後、わが家のVOXYで家族全員帰宅の後、 父親と弟は翌日から仕事ということで大阪へ帰宅の途に。 母親は僕たちが心配とのことでもう一晩泊まってくれました。 しかしそれも翌日まで。 翌朝、早い時間に母親も大阪へ向けて出発。 最寄り駅のホーム沿いの道路から 名残惜しく別れた後、帰宅してみると、 残ったのは僕と息子2人のみ。 この2か月間はヨメさんが入院していたので この構成は変わらないものの、 もう彼女がこの世にいないことに思い至り、 本当のわびしさをここで味わったことです。
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