テーマ:政治について(19784)
カテゴリ:政治
今日(5月30日)、神奈川新聞2面に臓器移植法改正案の記事が掲載されていた。
29日に日本記者クラブで自民党の河野太郎氏と公明党の斎藤鉄夫氏が会見したとのこと。 二人は別の改正案を互いにアピールした。 二つの案は次のように違う。 河野案 本人の拒否がない場合を除いて家族の同意があれば臓器提供を可能にする。 斎藤案 現行の枠組みのまま。臓器提供可能年齢を15歳以上から12歳以上に引き下げる。 河野氏は以下のように主張した。 15歳未満の臓器提供が日本国内では不可能。 臓器を待つ患者に対して脳死からの提供者が圧倒的に不足している。 斎藤氏の主張。 幼い子の脳死判定は困難。医療現場を混乱させる。 まず一歩一歩改正を進めるべき。 これに対し河野氏は斎藤氏の案について「乳幼児の移植の問題では何の解決にもならない」と指摘。 河野案の場合には年間一ケタの臓器移植が最大で2000件に増えとし、 国内で手術ができないため、患者が海外で移植手術を受けに行く状況を国家として放置すべきでないと改正の必要性を強調した。 私は思う。どちらも正しい。 だからこそ悩む。 現在海外へ臓器移植手術を受けに行く子どもが現実に存在している。 その子たちを放置しているのは法律に不備があるから。 しかも多くの国民が臓器移植について深く考え、議論していないから。 結論は私が願ったものにならないかもしれない。 しかし今は臓器移植について議論が必要だ。 病気で困っている子どもたちのために。 *********************************************************** 関連記事 脳死・臓器移植の行方 臓器移植について 移植関連用語解説 臓器移植情報センター 臓器移植と臓器提供 臓器移植とは? ↑臓器移植に関する子ども用リーフレットなどを用意しているページ。 脳死と臓器移植 臓器の移植に関する法律 脳死臓器移植問題「人の死をめぐって」(1) 時評「脳死臓器移植に見えた底の浅さ」 脳死と臓器移植って何? ↑宗教関連のページだが、資料が豊富で参考にさせてもらった。 臓器移植の概要 臓器移植各論 臓器移植ファクトブック2005 臓器移植Q&A 臓器移植法改正案に対する会長声明(日弁連) 「臓器移植法」に気をつけて!! 移植医療って何? 脳死・臓器移植 「脳死」は人の死ではありません 本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればコメントかメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.05.30 18:38:21
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