カテゴリ:本の日記
真保裕一の連作短編集「ストロボ」を再読しました。 50歳の広告カメラマンの人生をフラッシュバックのように遡りながら、人生の機微を描いた作品です。 最初に読んだのは1年半ほど前のこと。「暗室」で主人公の前に現れた女性カメラマンの肩肘張っているけれど潔い生き方に惹かれたのを良く覚えています。 あの頃より、ちょっとだけ写真に近づけたような気がして、もう一度、本を読んでみました。 いつものことながら自分で驚いたのは、ずいぶんいろんなことを忘れてしまっていたこと。意外なほど新鮮な気持ちで、再読することができました。って、記憶力の悪さを自慢しても仕方ないのですが(笑)。 二度目に読み終えてみて思ったのは、写真に真剣に向かい合うって大変だなぁということ。真保裕一自身は、写真家としてではなく、綿密な取材を重ねた上で作家としてこの小説を書いたのだと思いますが、写真家の生き方や作品への向かい合い方を真摯に考えて描いているなと思いました。 また、1年半ぐらいしたら、再読してみたいなと思う小説です。 写真は、馬入ふれあい公園で撮ったキバナコスモス。バックは再び白に戻してみました。 カメラ: Canon EOS Kiss Digital N レンズ:TAMRON SP AF 90mm F/2.8 MACRO 1:1 撮影モード: マニュアル シャッター速度:1/1250 絞り数値: F4.0 測光方式:評価測光 ISO感度:100 人気blogランキングに参加しています。よかったらクリックしてみてくださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[本の日記] カテゴリの最新記事
|
|