東アジア大戦 ノート 登場人物 その6 拉致被害者少女(横田めぐみ)の続き
↑小説を書くのは面白いです。感謝しつつがんばります!坂の上の雲と戦争ゲーム今日のノート北朝鮮が核施設の冷却塔を爆破しました。デモンストレーションです。費用は全部アメリカ負担だとか。核開発計画の申告を表明してアメリカからテロ支援国家の指定解除を勝ち取り、日本の経済制裁を腑抜けにしました。うまくやったものです。これでしばらく北朝鮮は交渉の主導権を握ることができます。日本は拉致問題にほとんど進展のないまま北朝鮮の制裁をゆるめる気配です。北朝鮮は得をしたのでしょうか?私はそうは思っていません。大国に翻弄され続けているのです。いいおもちゃなのです。北朝鮮も指導部はある程度それを自覚しています。己の既得権にしがみつき無為無策の政府。こんな政府を持った北朝鮮の国民はたまったものではありません。北朝鮮などいつでも締め上げることができます。でも締め上げすぎると死んでしまう。それは困るのです。ドラマに悪役が必要なように国際政治にも敵が必要です。その役回りを北朝鮮は見事に演じています。正直、日本にとって拉致問題は経済的側面から見て大きな問題ではありません。むしろ韓国との竹島問題とか中国・台湾との尖閣諸島問題の方が大きいといえます。拉致問題は国のメンツに関わる問題として絶対見過ごすことはできないのですが、今の国交状態では解決は無理です。国交をとにかく正常化させ、北朝鮮の政治権力中枢に日本の影響力を浸透させなければいけません。つまり北朝鮮指導部を分裂させ対立させていく中で、当時北朝鮮で何が本当に起こったかの情報を確認しないといけないのです。それには金の力が一番です。日本は北朝鮮内部に金を渡してこちらの都合で動いてくれる相手を育てなければいけないのです。苦労が多い。が、成功すれば見返りはもっと大きい。私の小説「東アジア大戦」では顔を整形で変えた「横田めぐみ」は一流工作員として国家犯罪の限りを尽くす、としました。これは自分を拉致し家族から引き離した北朝鮮への復讐心が動機になっています。純粋無垢な少女として拉致された彼女は復讐だけが生き甲斐でした。北朝鮮の思想・組織・資金をすべて復讐に使おうとしたのです。彼女は偽ドル紙幣や麻薬密売で祖国に利益を供給する一方、アメリカに情報をリークして北朝鮮が国際的に追い詰められていくようにシナリオを描いていくのです。成人してからの写真を見ました。美人です。だがその写真には違和感があります。本当に横田めぐみさんの写真だったのでしょうか? なにがしかの整形手術を受けたかもしれないのです。