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夜市「夜市」(よいち)恒川光太郎著
第12回日本ホラー小説大賞受賞作という帯が付いていたので何となく買ってみた。衝撃の作品!! ホラーというよりは、何のジャンルにも属さない、懐かしい感覚もある叙情的な素晴らしい小説です。寝る前に子供にこの話をしてあげたのですが、子供も夢中になり、でも布団に入るとじきに寝ちゃうから、早く寝かしつけることに成功!一週間ぐらい保ちました。一冊に二話掲載されており、「風の古道」という作品も相当に面白い。とにかくオススメ。この人の次回作も絶対読む。
内容(「BOOK」データベースより)
大学生のいずみは、高校時代の同級生・裕司から「夜市にいかないか」と誘われた。裕司に連れられて出かけた岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る、この世ならぬ不思議な市場が開かれていた。夜市では望むものが何でも手に入る。小学生のころに夜市に迷い込んだ裕司は、自分の幼い弟と引き換えに「野球の才能」を買ったのだという。野球部のヒーローとして成長し、甲子園にも出場した裕司だが、弟を売ったことにずっと罪悪感を抱いていた。そして今夜、弟を買い戻すために夜市を訪れたというのだが-。