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カテゴリ:美術展・展覧会など
書道の世界のことはほぼ分からないねこまんまねこ氏だが、特別展の名品展示を目的に六本木まで出掛けてみた。 何という展示数・量だろうか! 1.2.3階まである。 ここに出品するのはタダではないし、落選の可能性もあるから、一枚しか書かないという方はいまい。これだけ多くの人がこの読売書道展出品のために何十枚も書いて、最良の一枚を表装するのだろう。其の通算時間を考えると、またこのために今まで切磋琢磨した時間を考えると、スポーツ選手並みの努力が書道に於いても為されていると考える。 この中には素人さん、玄人さんが居るわけだが、素人と玄人の境界はどのあたりだろうか? ある程度高額で書が売れるレベルの方は玄人さん、学校の書道の先生とか書道教室の先生は書が売れないから素人の範囲から出ないと私ならそう考える。 そうなると一気に玄人さんは少なくなるだろう。 今日展示されている中で書が売れる方は何人いるのだろうか?わからない。分からないが、30人?ぐらいではないか? 中国の西安では現役の書家の書が物凄い高価に売っている。買う人がそれだけ多く居るということだ。 虎翼 と書いてあるらしい。韓非子の中に、虎に翼は強いものがより強くなる事のたとえとして記されているらしいが、よく分からない。 来場した目当ての、第40回読売諸法展記念事業 特別展示「名品でたどる文字文化、書の歴史」。この展示スペースはおそらく250坪ぐらいはあった。拓本は散氏盤(風格がもの凄い)、開通ホウ斜道刻石(ものすごい)、蘭亭序4種、始平公造像記、孫秋生、魏霊蔵、牛ケツ、さん龍顔碑、元顕しゅう墓誌銘(字が切れ切れ唸る凄み!南京博物館所蔵とのこと)、孔子廟堂、九成宮、雁塔聖教序(ピッカピカに輝いている。本物か?)、争座位、麻姑仙壇記、軸は帳瑞図、王たく、げんげいろ、黄道周、超之謙、呉昌碩ほか。後ろ髪引かれるとはこういう事を言うのだろうな。 帰ろうにも帰りたくない気持ちになるよこの部屋は! かなの直筆展示も多分貴重なんだけど私にはそこまで知識が無かった。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.08.26 23:06:38
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