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2020.04.19
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 とうとう日本全土に緊急事態宣言が出されましたね。
 それだけ新型コロナウイルスの感染拡大が加速していることを意味していますし、数多くの芸能人や著名人の感染が相次いでいることにより、誰しも気づかぬうちに感染している可能性があるため、いよいよ予断を許さぬステージへと移行しました。


 前置きはこれくらいにして、前回に引き続き『復活の日』プレミアム BOX に付属の特典冊子『分析採録 復活の日クロニクル』、および『復活の日 特典ディスク』の情報をもとにいろいろ語ってみたいと思います。

フェニックス作戦:世界を誰の手に?

 初期段階での判断の誤りと、政府による重要情報の隠蔽により、ウイルス対策に大幅な遅れを取ってしまったため、世界は人類滅亡の恐怖と絶望の淵に沈んでいきます。

"
[引用はじめ]

精神病院からマイヤー博士が救出され、<フェニックス作戦>と名付けられた細菌兵器に関する軍の機密、MM-88の真実が知らされるが、すでに遅すぎた。トップシークレットの公表も世界の大国の誇りにかけて、出来るものではなかった。マイヤーからMM-88の特徴を聞き出した大統領は、南極のパーマー基地のコンウェイ提督を呼び出し、南極にいるすべての人に、人類生存へのメッセージを送る――「南極にいるすべての人々よ、その聖域を離れてはいけない。そして外部から近づく者を受け入れてはいけない、またどんな事情があろうと、この汚れた世界に帰ってきてはいけない。諸君は人類最後の希望だ。可能性だ……神が……諸君を守るよう……」

[引用おわり]
"

(『分析採録 復活の日クロニクル』P.23)

 MM-88 を不活性化させるには常時氷点下の環境が必要で、その最後の望みとして未来を託されたのが南極大陸の基地に派遣されていたごく僅かな人数の人々。
 米ソ冷戦状態の中、軍事的および政治的なイニシアチブを獲得しようと躍起になっていた米国が殺人ウイルスの管理に失敗し、ウイルスを拡散させてしまったことを隠蔽したという流れになっています。

 現在世界を大混乱に巻き込んでいる新型コロナウイルスと照らし合わせてみると、陰謀説が現実味を帯びてくるので不思議です。
 新型コロナウイルスの発生源としてたびたび話題にのぼる武漢市には、武漢ウイルス研究所がありますが、ウイルスの取り扱いについては2017年頃から問題視されていました。このこともあり、情報の不透明性を解消するための一環として、2020年4月16日、米国で新型コロナウイルスの中国由来かどうかを検証する動きが始まりました。

 参考リンク:​
 武漢ウイルス研究所​ (wikipedia)
 ​新型ウイルス、武漢の研究所から流出したものか調査中=トランプ氏​ (ロイター)

 また、こちらが実際に米国のトランプ大統領が新型コロナウイルスの調査について記者会見に応じたときのビデオクリップとなりますが、現時点では日本のどのメディアも彼の言葉を正確に伝える記事を発表していないため、こちらにシェアさせていただきます。

参考:Coronavirus outbreak: China "must have the most" COVID-19 deaths, Trump says (英語)
コロナウイルス発生:トランプ曰く COVID-19 による死者数の”最多”は中国に違いない


 要約すると、以下のようになります。
 あくまでもトランプ大統領の発言になりますので、鵜呑みにしないようにお願いします。

  • 2015年(オバマ政権)に、米国が中国の武漢ウイルス研究所に対し 370万ドルにもおよぶ資金を拠出したことをトランプ大統領が確認。もし現在もなお拠出が続いていたら速やかに資金提供を中止する予定だったが、拠出は過去のものだった
  • 中国が武漢の死者数を50%上乗せして訂正。約4000人と報告があったが、世界の死者数の最多は米国ではなく、中国であることは間違いない
  • 中国は巨大国家にもかかわらず、報告された数字は武漢のみのもので、それ以外の地域の数には触れられていない
  • 武漢研究所からウイルスが漏洩した可能性については、目下調査中
  • ある種のコウモリが由来であると中国は断定しているが、そのコウモリ自体が武漢には生息しておらず、その問題の地域では流通もしていなかった
  • 184か国がこのウイルスで苦しんでいる以上、どんな形にせよウイルスが中国から発生したものであることを突き止めていく
  • 2020冬季オリンピック開催を予定している中国の開催権を剥奪する動きについては、中国が米国から2500億ドル分の物品を購入することについて交渉と議論を続けているが、状況はあまり芳しくない(注:質問内容と回答がかみ合っていない印象)
  • (武漢のウイルス研究所)はかなり前に閉鎖されており、公正機関やWHOも立ち入ることができなかったため、他の手段を取らなければならなかったが、いずれも散々な結果に終わった
  • ようやく立ち入りを認められたときになって、中国が報告してきた内容が透明性に欠けていたため、実際に中国で何が起こっていたのかは依然として不明のまま
  • 人為的に開発されたウイルスである可能性については、コウモリ経由で変異したウイルスの場合、人間に感染するまでに大きな隔たりがあるはずなので、その辺も含めて権威のある生物学者を集めて調査中。いずれは情報を公開していく予定

残された者たちの使命

 全世界の人類が死滅し、南極大陸に残された863人が生き残ったことを知り、基地の人々は騒然となります。人類の存続のため、手あたり次第に手段を講じる必要がありますが、それではまず子作りに励もうということになります。

"
[引用はじめ]

パーマー基地にとりあえず各国の代表が集まってきて南極会議が開かれた。11か国、863人(うち女性8名)の生存が確認され、絶望の中に人類としての生命の模索が始められた。

(中略)

南極会議の結果、新しい政府として<南極連邦会議>が生まれる。ともかく各国隊員は協力して生存のために努力を続けることになったのだ。女性隊員を核とする種の保存策が最初の決定事項となった。

[引用おわり]
"

(『分析採録 復活の日クロニクル』P.23)

 オブラートに包みまくった表現でまとめられていますが、​過去記事でも書かせていただいたとおり​、要は生存した8人の女性を残り855人 の男たちが取っ替え引っ替えするというコールガール制度を政治的合意のもと実践していくわけでございます。

 今よりも人工授精が身近でもなかった時代ですし、南極にそんな装置すらなかったであろうと考えると、当然ながら残った人間でせっせと鼠算式に子孫を増やしていくしか他に方法はありません。

 しかし、作中では女性の役割がこれほどにも重要で、かつ精神的にも肉体的にも負担が大きいにもかかわらず、女性の立場や権利、自由といった人間としての尊厳にかかわることがあまりにも軽んじられているところに違和感が残ります。
 人類滅亡の危機という壮大なテーマ性がある割には、男性視点のみのストーリー展開に終始するところは時代を感じさせますが、現代社会でも男女の権利の不均衡は依然として残っていますね。


二度目の世界の死か?

 子作り計画が順調に進む中、南極基地に向けられている核ミサイルが作動状態になっているという情報、そして近々大地震が北米を襲うという予測まで飛び出します。
 南極までミサイルが撃ち込まれたらそれこそ人類の一巻の終わりです。
 残された人類を守るため、ウイルスまみれの土地に向かい、何としても核ミサイルの発射を止めなくてはなりません。

"
[引用はじめ]

元アメリカ国防情報部参謀だったカーター少佐とマクラウド艦長の調査によって、アメリカの核報復システム・ARSが作動状態になっていることが分かり、さらに吉住によって、ここ近々に北米大陸をマグニチュード8以上の大地震が襲うことが予測されたのだ。地震の影響で、アメリカのミサイルはソビエトを遅い、またソビエトの全報復ミサイルが反撃するのは明らかだった。そのひとつは南極のパーマー基地にむかうというのだ。決死隊をワシントンに送りこんでARSの作動を止める以外に方法はない。しかしまだ南極以外の土地はMM-88に汚染されていた。南極のウイルス・ワクチンの専門家・ラトウール博士の研究も進められ、強い放射能によって生まれた抗体が発見されてワクチン製造への足がかりは出来ていたが、本当に人体に効くかどうかは不明だった。

(中略)

ARSの在りかを知っているカーター、そして吉住が志願する。「そのヒョロヒョロとした体じゃ、足手まといになる」とカーターは一蹴するが、吉住の決意は固かった。ふたりはラトウール博士の実験ワクチンを抱えて、人類の生を守るための死への旅立ちを準備する。

[引用おわり]
"

(『分析採録 復活の日クロニクル』P.23)

 細菌兵器、核兵器、壊滅的な大地震と踏んだり蹴ったりの展開となってきました。これで大噴火と大洪水がプラスされたらパニック映画のフルセット完成です。
 核ミサイル自動報復システム・ARSの作動ボタンは、我が身は死しても米国の勝利を勝ち取りたかったガーランド参謀本部長の置き土産となってしまいました。

 新型コロナウイルス関連では、世界中でワクチン開発が急速に進められていることが話題となっていますが、そのほかにも北朝鮮が飛翔体を飛ばしたり、核実験施設の稼働が続いていることや、中国での小規模核実験実施もこの時期に相次いでニュースとなりました。

 参考記事:
 ​北朝鮮がまた飛翔体、コロナ拡大の中で「非常に不適切」と韓国軍​ (ロイター)
 ​米国務省が小規模核実験の可能性指摘、中国は否定​ (ロイター)

 核保有国同士の牽制合戦は戦後から現代に至るまで続いていますが、外交と経済のバランスが大幅に崩れると戦争に発展する恐れがあるため、その前振りとして軍事力強化、威嚇行為に走るのはあり得る展開だと思います。
 疫病流行、経済悪化、外交決裂、戦争勃発、プラス予測不可能な天災の発生は、一見独立した事象のようにみえ、実は一直線上にあったりするのかもしれません。

 次回も引き続き、『分析採録 復活の日クロニクル』について語っていきます。

 過去記事:
 ​分析採録:復活の日クロニクル【第一回】
 ​​復活の日 ― 海外でも伝説として語られるバブリーな和製パニック映画​





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最終更新日  2020.04.19 22:55:21


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