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カテゴリ:SNS考
これでは個人情報保護法もへったくれもありませんな。
以下にご紹介するのはCNNのニュースに載った米国でのお話です。 ニューヨーク州知事に売春を行ったと伝えられる若い女性が、登録していた二つのSNSに載せていたプロフィールを、マスコミによってばらされ、「お友だち」になりたいというアクセスが殺到して大騒ぎになっているというドタバタ劇の一幕です。 とても他人事とは思えません。 個人情報のセキュリティの危うさは、日本でもまったくおなじでしょう。 私の当ブログでも楽天さんとの連絡用に、一時、勤務先のメールアドレスを登録した時期がありましたが、それ以来勤務先にスパムが毎週数十件も来るようになりました。 それも殆どがアダルト系のスパムばかり。かっこ悪くてこまっています。 ましてや、SNS内という限定つきとはいえ、プロフィールを実名でネットに公開するということになれば、今や、大きなリスクを、表現を換えれば「がら空きの隙(すき)を」見せることになるようです。 新しい友達が欲しいという気持ちは良く分かりますが、実名プロフィールをネットに公開する時は、それなりの覚悟が必要でしょう。 ----------------------------------------------------------------------------- 「 SNS情報は制御不能、知事買春で女性プロフにアクセス殺到 」 (2008.03.15 Web posted at: 11:54 JST Updated - CNN) スピッツァー知事の買春相手と報じられた女性のものとみられるマイスペースのプロフィル(CNN) ミュージシャン志望の22歳の無名女性が、たった3日でグーグル検索キーワードのトップ5に入るほどの有名人になった。ニューヨーク州のエリオット・スピッツァー知事の買春相手と報じられ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のプロフィルをマスコミに見つけられたためだ。 米紙ニューヨーク・タイムズの暴露記事をきっかけに、女性の自宅にはマスコミが殺到。本人は、米大手SNSのマイスペースとフェースブックで自分のプロフィルを徹夜で手直ししていたようだ。 マイスペースとフェースブックは、記者が渦中の人物の顔写真や情報を入手するための必須の情報源になっている。SNSでプロフィルを公開する人が増えるほど、その情報が一般の目に触れる確率は高くなる。 マスコミ各社のウェブサイトは、マイスペースとフェースブックから取ったと見られるこの女性の写真であふれた。インターネットとプライバシー法の専門家であるアメリカン大学の法学教授、クリス・シンプソン氏は、SNSにプライバシーは期待できないと指摘する。 「ここにいったん掲載してしまえば、誰に見られるかをコントロールすることはできない」 米調査団体ピュー・インターネット・アンド・アメリカン・ライフ・プロジェクトの研究員、アマンダ・レンハート氏によれば、自分の情報がこれほど出回ってしまうことがあるとは、普通の人は思っていないという。 この女性は当初、誰かが自分の音楽を見つけてくれることを期待してプロフィルを公開していたのかもしれないとシンプソン氏。しかし買春騒ぎの後は、それが原因でマスコミに追い回されることになった。 13日未明、女性は一般に公開する内容を手直しする必要があると気づいたようだ。この女性のものと思われるプロフィルには、徹夜で情報の整理に取り組んだ痕跡が残っていた。 午前3時。フェースブックで「プロフィルの徹底的な洗い直し」を行ったとの書き込みがあり、写真は2枚だけになっていた。マイスペースには自分の曲を1曲だけ残していた。 フェースブックのページにはこの日のうちに、友達になりたいというリクエストが1100件以上も届いた。 そして午後2時半。フェースブックとマイスペースのプロフィルはなくなっていた。 http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200803150001.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.16 18:40:54
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