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カテゴリ:鉄分
日田彦山線の一部廃止(って言って良いでしょう)について、ネットでも色々コメントが出ていますね。
JR九州って四国や北海道と比べると優等生のイメージがありますけど、観光(特急)中心の経営で博多を軸とした鉄道網なんですね。業績も頑張ってますよ、でも貨物輸送の操車場などを売り払って駅近のマンションにして分譲すると言った不動産経営など、どこも一緒ですけど鉄道収入以外での収益がありましたからねぇ。 日田彦山線は観光地も無く、久大本線と比較するとわざわざ残す必要無しと思われたかもしれません。 今回の路線縮小により「日田」でも「彦山」でも無いよね、田川線とでも言うべき状態です。 マニアック(だからダメか)な観光要素はあるんですけど・・・。 2013年に国鉄色のキハで筑肥線・唐津線を走らせて、そのまま後藤寺線から日田彦山線に入り、最終久大本線にたどり着くツアーがありまして。 セメント工場の中を走るという結構とんでもない風景 そこから原風景に入っていくという万人受けはしないまでも、景色を楽しめる行程ではなかったかと。 湯布院や阿蘇・指宿といった解りやすい観光地も良いのですが、こういう後からジンワリ来るスルメのような魅力も捨てたモノではなかったでしょうねぇ・・もっとも炭鉱の歴史などはかの隣国辺りが虐げられた負の歴史と騒ぎそうですけど。 1978年の路線図です。こうして見ると筑豊地区の路線が数多くあります。 その中の日田彦山線を見てみると スマホでこのブログ見たら判らないでしょうが・・・急行列車が複数走っています。 今回廃止となる区間、長距離移動の通過点だったんですね。この時刻表から急行列車を省いてみるとここ最近の列車ダイヤと大して変わりません。 長距離輸送の目的が無くなり、いざ被災した結果、鉄道として残す意味は無くなっていた・・JR九州お得意の観光収益も得られないと判断された・・・これが今回の判断だったのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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