1097677 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

愈々庵気まぐれ日記

愈々庵気まぐれ日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Category

Archives

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09
2023.08

Recent Posts

Freepage List

Calendar

2017.08.05
XML
カテゴリ:主張
        唐突であるが日本国憲法には次の政教分離を規定する項がある。
 第二十条
1) 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。
  いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を
  行使してはならない。
3) 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動も
  してはならない。


日本国憲法 第八九条
  公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは
  団体の使用、便宜若しくは維持のためこれを支出し、
  又はその利用に供してはならない。

具体的には
1)国が特定の宗教団体に特権を与え、それを行使することの禁止
2)国およびその機関による宗教の布教、宣伝および宗教的祝典・儀式・
  行事に関与することなどの禁止
3)ただし上の規定は宗教の政治関与まで否定するものではなく、
  宗教団体が政治家や政治団体を支持したり、政治運動を行うことは
  憲法上認められている



要するにどんな宗教を信仰するかは国民の自由・権利。 
国家が特定の宗教に特別な便宜を提供したり、特権を与えたり、
宗教的催しをしたりしてはいけない。
国家予算を宗教団体のために使ってはいけない。
よく問題になるのは靖国神社参拝の公職名記帳、公用車利用と
玉串料であるが、本稿ではこれは論じない。

一昨日8月3日に歴代最長記録を目指して第三次安倍内閣が
組閣され、20名の新閣僚が任命された。
Wikipediaで全閣僚を検索してみた見た。
驚いたことに再任者を含めて前閣僚・新閣僚合わせて40名の大臣のうち、
公明党の石井国土交通大臣を除いて全員が神道政治連盟のメンバーである。

そこで考察してみた、以下に記すのは単純に確率論である。
現在自民党の国会議員は衆議院で287名中223名、参議院議員で
122名中81名が神道連盟の会員である。
率でいうと衆議院79%、参議院66%、全国会議員では
409名中304名(74%)と言うことになる。
そこで単純に考えると確率的には4人に1人(5人)は
神道政治連盟に属さない大臣がいても良いことになる。

人事であるから党派党略が絡んだ力学が作用するのは仕方がないが、
各派閥に跨る人事にもかかわらず100%神道がらみと言うのは
やはりもう一つの目に見えぬ思想力学が働いているのだろう。
かってわが国では大政翼賛会、ヨーロッパではナチズムが世界を
どこに導いたかは論を待たない。
今回の組閣において働いた力学がそういった統一思想の小さな
芽吹きでなければと危惧するのは、それこそ昔≪杞≫の国の人が
今に天が落ちてきたらどうしようと心配で夜も眠れなかったと
いう≪杞憂(きゆう)≫に過ぎないのか。
それが単なる妄想でないことを願ってやまない。

勿論どういう信条の人が政治家・大臣になろうと構わない、
しかし神道を奉じないと大臣になれないとすると大きな不安を
感じざるを得ない。過去の例を見てみても芽は小さなうちに
摘んでおかないと、大木に育ってしまってからではアリのような
存在の国民には御しきれないものになってしまう。

歴代日本の総理大臣には意外とクリスチャンが多い。
吉田茂、鳩山一郎・由紀夫、細川護煕、麻生太郎がいる。
現役の自民党有力議員でも石破茂、谷垣悌一郎、麻生太郎
などがいるがここで気が付いたのは現役の3人はちゃんと洗礼を受けた
クリスチャンでありながら二股かけて神道議員連にも加入している。
何か前世紀の隠れキリシタンを連想して悲壮感がわいてくる。
彼らに節操が無いと言えるかもしれないが、キリスト教信仰も
呑み込んでしまう永田町に働いている神道力学を感じてしまう。

物事を正面からだけでなく穿った方向からも見てしまう
rakuten0811の悪癖が書かせたブログである。
上にも記したように杞憂であればそれに越したことはないが
神道と言う踏み絵を踏まなければ大臣になれないとすると
杞憂以上のものになる。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017.08.05 12:11:40
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.