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2006.11.27
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マリー・アントワネット.jpg

今年は、マリー・アントワネット生誕250周年の年に当たります。

彼女は1755年11月2日、オーストリア女帝マリア・テレジアの15番目の子供として誕生しました。

そして、生後6ヶ月のアントニアには、フランス・ブルボン王家国王ルイ15世の孫であり皇太子でもあるルイ・オーギュスト[のちのルイ16世]との政略結婚が運命ずけられていたのです。

花嫁は14歳6ヵ月、花婿は15歳9カ月の時にヴェルサイユ宮殿内の礼拝堂で婚礼を挙げました。

夫婦と呼ぶにはあまりにも幼い、カップルの誕生だったのです。

東宝ミュージカル「マリー・アントワネット」が帝国劇場で11月より始まりました。

涼風 真世 さん (マリー・アントワネット 役)
新妻 聖子 さん (マルグリット・アルノー 役) ※ダブル・キャスト
笹本 玲奈 さん (マルグリット・アルノー 役) ※ダブル・キャスト
井上 芳雄 さん (アクセル・フェルセン 役)
土居 裕子 さん (アニエス・デュシャン 役)
石川 禅さん   (ルイ16世 役)
高嶋 政宏 さん (オルレアン候 役)
山口 祐一郎さん (カリオストロ 役)


文庫 王妃 マリー・アントワネット.jpg

フランス革命を題材にしたこの物語は、遠藤周作氏の「王妃 マリー・アントワネット」を原作として、東宝が脚本・歌詞をミヒャエル・クンツェ氏に、 音楽をシルヴェスター・リーヴァイ氏に依頼して世界に向けて日本から発信するオリジナルミュージカルを作り上げたものです。

フランス革命にロマンチックなあこがれを抱かせた、宝塚歌劇団の「ヴェルサイユのばら」のような甘い香りはありませんでした。

当時のフランス国家財政は、年間歳入が約5億リーヴルの国家予算に対し 1780年代には負債が45億リーヴルにも達していたため破産状態に陥っておりました。

なんと歳入の9倍の負債を抱えていたのです。

その打開策は、新たな税金の導入しかなかったのです。

フランスは「絶対王政」の国で、国王は人間と神の間に位置しており、国王を頂点とした身分制度が正当化されておりました。

国民が三つの身分に分けられていたのです。

第一身分である聖職者が14万人、第二身分である貴族が40万人、第三身分である平民が2600万人おりました。

そして第一身分と第二身分には年金支給と免税特権が認められていたのです。

ところで、わが国を見てみると、税金の歳入が50兆円、借金が800兆円あります。

なんと歳入の16倍の負債を抱えているのです。

そして今現在も毎年30兆円の国債を発行し続けております。

財政法第4条は何処へ消えたのでしょうか・・・・・

借金依存体質が一時的なものでなく「構造的体質」となっているのです。

財政面だけを見ると、フランス革命にも比べようもない多くの借金を抱えており、いつ革命が起きても不思議ではありません。

ただただ次世代の子供達に借金を繰り越しているだけなのです。

30年後の私達の子供達は、そして納税者は革命を起こすかもしれませんね。

夕張市のようにそして誰も居なくなってしまうかも知れません。

参考までに
日本の借金時計(日本経済が破綻するまで)
http://www.geocities.jp/mkqdj167/japan.htm

さて日本発のオリジナルミュージカルは、フランス革命の歴史の流れに沿って展開されておりましたが、場面展開がにぎやかで忙しく、とくに「王妃の首飾り事件」は進行役の台詞を追いかけるのがやっとという状態でした。

また、舞台美術はヴェルサイユ宮殿を飾るにはあまりにも貧弱で、場面展開に驚きがなく寂しく感じられました。

しかし 出演キャストはすばらしい皆さんが集まっています。

涼風真世さんは、清楚でとても素敵でした。ちょっといじわるでおちゃまなマリー・アントワネットでした。ただラストシーンは残酷でしたね。

井上芳雄さん、歌が上手くかっこいいですね。これから日本のミュージカル界を背負う若者です。期待しています。

山口祐一郎さん、ちょっと役が物足りなかったですね。本来の実力が出仕切れていませんでした。

高嶋政宏さん、「王様と私」の時は、「ちょっとな?」と思っていましたが、歌がとても上手くなっていました。

なんといっても全体に流れる音楽は「すばらしい」の一語に尽きます。

マリー・アントワネットとフェルセンのいつか一緒になりたいという「全てはあなたに」は、決して叶わぬ恋と知りながら、気持ちを抑えきれない2人の葛藤を胸に秘めて生きていこうと誓いあうのです。

さらに、貧困に苦しむ民衆には目もくれず、自分たちのことだけを考えて贅の限りを尽くす貴族たちを嘆き、目を覚ますように訴える「100万のキャンドル」は、心に訴えるものがあります。

何時の世も、特権階級(どこかの知事たち)は私服を肥やすことのみしか頭にないのでしょうか・・・・

そしてマルグリット「新妻聖子さんでした」が歌う、「今こそ立ち上がる時が来た、希望を持って世界を変えるのだ」と決意を胸に、パリの女たち6000人が武器を手に立ち上がり、「パンをよこせ」とヴェルサイユ宮殿に押し寄せたシーンでの合唱の力強さには涙が止まりませんでした。

【心の声】   「翻訳・訳詞  竜 真知子」
・・・・いつも そうだった
・・・・・・いつも 苦しむのは
・・・・・・・・名もない 私たち  

・・・・貧しく自由もない
・・・・・・ そんな生まれを恨んだ
・・・・・・・・・でも いま やっと きずいた

・・・・間違っているのは
・・・・・・・この世界よ 

・・・・今 聞こえる   心の声が
・・・・・・叫んでる   強くなるんだと
・・・・何もせずに    惨めに生きるより
・・・・・・信じる道    選ぶのよ  今こそ

・・・・たとえ傷ついても
・・・・・たとえ勝ち目はなくても
・・・・・・・でも それでもいい 闘いたい

・・・・それが 私の
・・・・・・・自由だから

・・・・もう泣かない               
・・・・・・・もう 負けない
・・・・・・・・・・つかむのよ 自由を

・・・・・今 聞こえる   心の声が 
・・・・・・・湧き上がる  今 希望の声が 
・・・・・闇を照らす   明かりをともすまで 
・・・・・・・立ち上がれ  立ち向かえ 今こそ

マリー・アントワネットについては、自分自身の贅沢な生活のために民衆を貧困に追いやったという説や、しかしまた彼女の存在によって、今のフランス文化が花開いたなどと、様々な評価があるようです。

ラストシーンは、マリー・アントワネット(涼風真世)が断頭台(ギロチン)にあがり、仰向けで横たわり、その上から襲いかかる血塗られた巨大なギロチンの刃がマリーの首をめがけて降りてくるのです。

マリー・アントワネットが、後ろ手に縛られ肥料運搬車で市中を引き回された末に処刑されたのは歴史の史実かも知れませんが、「自由」と「憎悪」についてここまでやるか、という感じでした。

人間は、なぜ 自由を掲げて戦争をするのでしょうか・・・・・・
人間は、なぜ 自由を求めて人を殺しあうのでしょうか・・・・・



安西節雄





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Last updated  2007.03.27 12:06:24
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