アジアを旅しよう！２号館 from ミャンマー

　カンボジアのシソポン。何度か取り上げたが，小さな町である。毎日あちこちを歩いたが，プノンペンに移動する前日にまだ行っていない小さな通りに入ってみた。

　通りを歩くと，みんなに注目される。この通りの人々は，他のところより愛想がいい人が多かった。手を振ってくれたり，笑顔で声をかけたり，撮影しても気さくに写ってくれた。８／２１の日記の１番下の画像もそこで撮ったものである。

　しばらく歩くと，正面に屋根が見えてきた。「なんやろ？？」近づいてみると，屋根付きの橋だった。下を見ると川だ。モンコボレイ川だと思う。トンレサップ湖に注いでいる川だ。川沿いには，高床式の住居が並んでいた。
本当は引き返そうと思っていたが，興味があったので進んだ。たいてい，「なんやろ？？」のときは，前に進んでいく。
　この橋は，人，自転車，バイクのほか，車も通っていた。さらに，牛も並んで歩いていた。牛が通ると，みんなよけざるを得なかった。

　前の方から，騒ぎ声がしてくる。見ると，少年たちが橋の欄干から川へ飛び込んでいる。よく見かける光景だが，おもしろいので撮影していると，意識していろんな格好をして飛び込みだした。そのうち，ＶＴＲやデジカメには液晶画面があることに気づき，他の子が飛んでいる様子を画面越しに見に来る子もいた。
　ふと，その先を見ると，川岸にも大勢の人がいて，川に入っている。様子を見ていると，ここにいる少年たちの仲間のようである。
　橋の向こうの集落に興味があったが，大勢の人がいる所へも行ってみたくなった。何か楽しそうに騒いでいるのだ。

　橋を渡り，川辺に向かう。川の中には大勢の人がいる。岸にも大勢の人がいる。川に入っているのは，４，５歳ぐらい～高校生ぐらいの歳の男の子が多数と，小さい女の子数名だ。お母さんらしき人たちも数名いて洗濯をしている。川辺には，子どもたちのほか，大人たちが大勢いた。
　ここでも，撮影に気づくと，飛び込んだり，人を投げたりしてさらに騒ぎ出した。
　ここに来たのは，夕方５時半を回っていた。水浴び兼遊びの時間だと思う。ほとんどが服を着たままか，上半身だけ裸だ。少年たちが，お母さんらしき人に，「写ったら！」，「川に入ったら！」という感じで話していたが，写されるのがイヤなのか，一切顔をこっちに向けなかった。周りの男性たちは，ニコニコ笑いながら見ている。

　しばらく，騒いだ後，戻ることにした。６時になり，薄暗くなってきた。民家では，晩ご飯を作っている。
　橋を渡っていると，再び川からみんなが手を振ってきた。このあと，この町最後の晩ご飯を食べにレストランへと向かった。

↓　本サイトです。よろしく！
アジアを旅しよう！