|
カテゴリ:Law&Order:組織犯罪特捜班
今週もタイトルはクリント・イーストウッドの映画から。
で、ちょっと気がついたのですが、今シーズンの第1話「The Man with No Identity」というのが、もしかして「ドル箱三部作」の中でイーストウッドが演じた「名無しの男」つまり、「Man with No Name」を思い起こさせて、それで後からじゃあ、エピソードのタイトルもそれにちなんだ映画のタイトルにしようか、とWriters' Roomでなったんじゃないかなあと、想像ですよ。 まあ、とにかく映画並の娯楽に徹した内容で、笑ってしまうほど楽しめました。 コスタが人身売買をしている疑いがあると踏んだ特捜班は、SVUとの合同捜査に進む。 パーティが開かれ、若い女性たちがホステス役をしているが、それはフルートラが合法ビジネスとして派遣している。 ステイプラーもまた証拠を掴んでいないが、オリビアはフルートラは裏稼業をしているのではないかという。 ステイプラー家では、母親のバーナデットが飲み薬がなくなったと騒ぎ、それが孫のイーライが盗んだせいだと主張してステイプラーを困らせる。 アルバニアの少女たちは合法的に入国し、親にはモデルにしてやると言っていた。 彼女たちは最初からコスタの風俗店では働いていないようだ。 ステイプラーはコスタのレストランで働くアメリアが昨夜のパーティに参加したあと、顔にあざを作っているのを見て、事情を聞く。 愛想よくしなかったからというアメリアを帰らせると、ベルが声をかけ助けるので協力してほしいと頼む。 しかし報復に怯えるアメリアはベルを振り切り、迎えに来た車に乗り込む。 ベルとステイプラーは少女たちを乗せた車を追跡する。 昨夜のパーティに来ていた客の一人にヘッジファンドの成功者で女性の支援団体などに寄付を行っているエドムンド・ロスがいた。 ロスの家では明日チャリティオークションが開かれ、曰くのある客が集まるようだ。 アメリアを乗せた車はフルートラの別宅へと向かった。 ステイプラーがフルートラに会いたくて後をつけてきたと言って、家の中に入り込む。 ステイプラーはカネがないので明日の夜のパーティの警備役をさせてくれ、とねじ込みすきを見て家の中を捜索する。 少女たちはここでフルートラに作法を仕込まれ、仕事を世話されるという。 ステイプラーはリタに与えたモンテ・クリスト伯の本を見つける。 パーティの招待客の中にはキルブライド議員の名前があり、ベルは同伴者としてパーティ会場に潜入したいと頼む。 ロスのパーティ参加者は黒い手帳に名前が乗るそうだ。 レジーは勝手にパーティの仕事を手にしたステイプラーに、顔を潰されたと機嫌が悪い。 パーティが始まり、特捜班とSVUが監視する中、ベルがキルブライドと潜入する。 客はタブレットを渡され、アート作品のオークションに入札する仕組みだが、ベルは女性と男性ではオークションの品物が違うことに気づく。 ステイプラーはフルートラが接待役のライザを連れ出したのを追う。 ベルは出品されているジュエリーを身に着けている女性を入札するのだと気づき、ステイプラーはライザが入札されたと判断する。 オリビアは人身売買の容疑で突入するので、ステイプラーに逃げるように告げる。 しかし、ステイプラーは着飾ったリタを見つけ、助け出そうとする。 リタは事情がわからず怯えてしまい、男に連れ去られ、逆にステイプラーがロスの部下に捕まってしまう。 お前は何者だと銃を向けられるステイプラーだったが、ベルが突入してステイプラーを逃がす。 ステイプラーはレジーを捕まえないでほしいと頼む。 さらにステイプラーはフルートラを外に逃がして、リタを乗せた車をバイクで追う。 ステイプラーは先回りして無人のバイクで車を追突させ、リタを救い出す。 警察官であることを明かしてもリタは信じなかったが、モンテ・クリスト伯の本の間に挟んであった写真から、息子がいることを掴み、インターポールを通じてロンドンで身柄を確保したことを告げる。 リタにもイギリスのパスポートが渡され、リタはステイプラーに感謝する。 ベルとオリビアはロスを捉え、人身売買の顧客のリストを手に入れる。 コスタ一味は「商品」の女性たちをすべて警察に保護されてしまい、一体何があったのかと憤る。 そこに戻ってきたフルートラが、組織にスパイがいると告げる。 自宅に戻ったステイプラーはオリビアから、イーライがバーナデットの薬を持ち出しているらしいと聞く。 オリビアはバーナデットがいうとおり潜入捜査を終えて自宅に戻った方が良いという。 バーナデットはイーライのことも、よくあることだとステイプラーを慰める。 本来SVUで扱う案件でしたが、SVU側での言及はなかったですね。 リタの救出にはベルというか、写真からジェットが子供を割り出すなど、相当の応援があったのでしょう。 「君はもう安全だ。」「モンテ・クリストおまわりさん」なんて、シュワルツネッガーの映画にありそう。 バイクをワイルドに乗りこなすステイプラーもそうですが、フルートラを背負って2階から逃げるステイプラーにはさすがに笑ってしまいました。 あのバイク誰が弁償するんだろう。 でも、本当に映画みたいだなと思ったのは、やはりバーナデット役のエレン・バースティンの横顔を見た時ですね。 画になります。 いい感じに雑草が生えた裏庭のベンチに腰掛けた母の顔のシワまでが、もう完璧に一人のキャラクターの人生を物語っているような、月並みな言い方ですが、圧倒的な存在感を感じました。 イーライは問題を抱えているのかも知れませんが、まだまだ引き返すことができるでしょう。 オリビアが「エディに取って代わられてしまう前に」というように、そろそろ張り切りすぎたステイプラーもシリーズが別物にならないようにしないとね。 フルートラはステイプラーのことをスパイだと見抜いているのか、もしそうならステイプラーの命は風前の灯です。 コスタの誰もが疑わないのはリアリティがなさすぎでしょう。 でもステイプラーはアルビの秘密も抑えているし、フルートラもステイプラーに利用されたとなると、詰め腹を切らされるかも。 キルブライドを堂々と利用したベルには驚きました。 ドレスが素敵でしたね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[Law&Order:組織犯罪特捜班] カテゴリの最新記事
|