カテゴリ:日本の政治と政治史
クロニクル リクルート事件明るみに
1988(昭和63)年6月18日 26年前のことです。この日の朝刊で朝日新聞が、リクルート社が、不動産関連の子会社リクルート・コスモス社の未公開株を川崎市の助役に譲渡し、およそ1億円に上る利益を上げさせていたことを、暴露しました。 子会社を使っての川崎駅前再開発事業に、便宜を図ってもらうのが、狙いでした。 朝日が報道したこの事件をきっかけに、リクルート事件は中央政界に飛び火し、当時の政界有力者を軒並みに巻き込んだ、一大スキャンダルに発展しました。 竹下登、宮沢喜一、安倍晋太郎、渡辺美智雄、そして中曽根康弘前首相と、総裁候補の全員を網羅した汚職事件となり、総辞職を余儀なくされた竹下首相の後継候補選びが、立ち往生してしまう異常事態となり、右往左往のあげく、竹下氏の肝いりで、宇野宗佑氏を総裁に据えたのですが、女性問題が明るみに出て、参院選に大敗、超短命内閣に終わったことは、ご記憶の方も多いのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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