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カテゴリ:長春・ハルピン編
偽満州国務院を参観した後は、そのまま新民大街へ
偽満州国八大部(満州国の国家機関跡)の、 新民大街にある機関跡の外観を散策しました 偽満州国軍事部旧跡(現在は吉林大学付属第一医院) 偽満州国経済部旧跡(現在は吉林大学付属第一医院) 偽満州国司法部旧跡(現在は吉林大学付属第一医院) 偽満州国交通部旧跡(現在は吉林大学新民校区) 偽満州国八大部・・・ 偽満州国八大部は、偽満州国軍事部旧跡、偽満州国司法部旧跡など、満州国の国家機関の中で現存する8つの建築物のこと。偽満州国八大部以外にも、新民広場と自由大路が交わるあたりには最高法院、最高検察庁であった旧総合衛(現在は中国人民解放軍第四六一医院)、新発路には旧関東軍司令部(現在は中国共産党吉林省委員会)、人民広場の周りには旧満州国中央銀行(現在は中国人民銀行吉林分行)など市街には多くの遺構が現在も各機関として使用されている。 偽満州国軍事部旧跡・・・ 国務院の向かいに位置する緑色の瑠璃色を葺いた三角形の鉄筋の骨組みの建物。1935年の建築。建築様式は中西折衷の興亜式。満州国の軍務や用兵を司った首脳機関である。軍事部は1943年以前は、軍政部、治安部とされた。また1970年には4階建てであった建物にさらに1階付け加えられている。現在は吉林大学付属第一医院となっている。 偽満州国経済部旧跡・・・ 前身は財政部。満州国の税務、金融、国債、投資、貿易などを司った。建物は1935年の建築。地上5階建て、両翼部分4階建て、地下1階建ての鉄筋コンクリート造り、中国と西洋のエッセンスを合わせもつ興亜式の造りである。現在は吉林大学付属第一医院となっている。 偽満州国司法部旧跡・・・ 建物は1935年の建築、地上3階建て、地下1階建ての造りで中間の塔の部分では6階建てになっている。建築様式は、中国式のアーチ型窓と日本式の玄関などが入り交じる和漢折衷の様式である。現在は吉林大学付属第一医院となっている。 偽満州国交通部旧跡・・・ 交通部の設立は1932年。公路の管理、郵便、航空、水運などの交通部門を司った。建物の建築は1935年、地上4階建て、両翼部分3階建て、地下1階建ての鉄筋コンクリート造り。深い紅色の瑠璃瓦を有する建物の建築様式は典型的な興亜式。現在は吉林大学新民校区となっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月30日 11時05分43秒
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