|
カテゴリ:板に付く
2022/09/06/火曜日/曇り
初代国立劇場さよなら公演 あらあら、吉田グループにコロナクラスター? そういえば、前回お目当て咲太夫が体調不良 毎回の代役が続きます。 第一部と二部を通して観た。あー久しぶりに、人形が織りなす人情世界にひととき漬かる。 第一部 碁太平記白石噺 田植の段 口 豊竹咲寿太夫 鶴沢友之助 文楽出かけると寿大夫さん、必ず出演 まぁ口ですけど、何でこんなに起用されるかなあ。 三味線の友之助さんお若いけどいい感じだった 奥 藤太夫と清友さんくらいになると流石に ハラにぐっと重みが増す。 逆井村の段 奥 豊竹藤太夫 鶴澤清友 これは51年ぶりの上演らしいが、その切を本年から切り語りに昇格の竹本千歳太夫 堂々と或いは老いた病床の嫗を、それでも品位を込め情感こぼれ落つるばかりに朗々と謡いあげれば、木偶の棒に血も通うから、哀れなり 豊澤富助の三味線も声を誘い声を支える衣のように伸び縮み 感涙絞り、しばしの休憩 2階へ駆け込み、コンビニおむすびとお茶をかっこむ。 デパ地下でお昼買うつもりが時間が取れず それにしてもなんでここの食堂はこんな薄暗く貧相なの? 気分が滅入るくらいのレベル そういえば、昔の歌舞伎座の地下食堂も侘しいものだった。 座席で食べながら、という名残?かなぁ。 いかにもぞんざい。 幕間は35分ほどか。アワアワと席へ 第二部 寿柱立万歳 おめでたい演目なのに、今日の聴衆はノリがいまひとつ。 三越の紙袋が出たけれど、どれだけの人が 今日は帝劇 明日三越 に気づいたかしらん? 明後日新装国立劇場、明後日とはまあ7年後 後半は 碁太平記白石噺 浅草雷門の段 新吉原揚屋の段 とほとんど通しに近い上演。 新装の暁には半二の妹背山婦庭訓をぜひに通しで! さて、浅草雷門の 奥 は咲太夫と燕三 ここに至れば名人芸かなあ 声量、技術に任せなくてもどこからか唄と音が立ち現れ 田舎の小娘なんとも愛らしく、地蔵に化けた漢の滑稽ぶり、酔漢の酔いどれぶり! ところがいけない劇場の椅子、座面が長時間座ると痛くてならぬ。体重をあちらへこちらへ その内日頃の、老犬ケアの睡眠不足が祟り、白河夜舟 朦朧と呂太夫を聴くとはもったいないなあ! 次回は素浄瑠璃でも行きますか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.09.10 09:54:00
コメント(0) | コメントを書く
[板に付く] カテゴリの最新記事
|