虎魂悼罪

えー、現在とっても揉めてる普天間問題。
「もうなにがなんだかわからん！」
「そもそもなんで今になって急に！」という声が、主に政治に全く縁の無いわが職場で聞かれるので、オレがバカでもわかるように説明してるわけですが、ようするに子供でもわかるように擬人化チックに言うとですな…


普天間 「ここ市街地だし米軍基地がここにあるのは危険だから、返してもらえないかな？」
自民党政権 「わかった、米国に言ってみるわ」

当時首相の橋本龍太郎が日米首脳会談にて基地移設の案件を打診
かねてより駐日米兵のモラルや安全性から反基地の声も有りアメリカも多少考える

米国 「しょうがない。じゃあ他の場所に移設するのはどうか？」
自民党政権「国内で検討してみます」

自民党が国内で議論

社民党 「沖縄県内に移設するのは許さない！」
自民党政権 「社民党は喋んな！というわけで嘉手納の方で頼めるかな？」
嘉手納 「うちはもう基地あるだろ！他で探してよ！」
自民党政権「だよなぁ…じゃあ辺野古ってのはどうだろう」
辺野古 「んー…気が進まないけどウチが受けなきゃ県内どこかが受けるんでしょ？」
自民党政権 「代替施設はアメリカ側の条件になりますし、日米安保もあるので…」
辺野古 「どうすっかなぁ・・・」
自民党政権「もちろん補償金は国から出すし、地域経済にも基地はメリットあるしさ」
社民党 「沖縄県内の移設はんたーい！」
自民党政権「だから社民党は喋んなってんだろがボケ！」
辺野古 「じゃあ移設に条件つけても良ければ受けますよ」
自民党政権「条件は？」
稲嶺県知事「将来的に返還して県民の財産になる空港ならいいよ」
民主党 「沖縄県内への移設は反対！沖縄だけに負担を強いるなー！」
自民党政権 「民主党どこから沸いた！テメーらまたしても二番煎じかコノヤロウ！」
アメリカ 「どう？国内でまとまった？移設には地元住民の理解があることが条件ね」
自民党政権「辺野古で決まりました」
米国 「じゃあ、移設のための予算組むわ」
稲嶺「あれ？俺の出した条件は？」


その後、沖縄県内で辺野古反対派が躍進。
そして2009年夏の総選挙


民主党「米軍再編や基地問題について見直す！これ公約！
鳩山「最低でも県外移設でしょう。当たり前ですよ（ｷﾘｯ」
社民党のおばさん「普天間基地の閉鎖・返還！基地はグアムでも持ってけ」
自民党政権「お前ら勝手なことばっか言ってんじゃねー」

民主党大勝利



民主党「ははは！国民は民主党を支持した！ダム中止！辺野古移設も中止じゃ！」
社民党「中止じゃー！」
アメリカ「お前ら俺をおちょくってんのか？ああん？」
辺野古「俺のメンツはどうなんだ！」
鳩山「Ｐｌｅａｓｅ　ｔｒｕｓｔ　ｍｅ！5月までに決めるよ！」
オバマ「わかったよ」

…

鳩山「5月無理かも、と言うか全然まとまんねぇ」
民主のおばさん「県外移設！県外移設！」
自民＆アメリカ＆国民「ダメだこりゃ…」


そもそも海兵隊が国内に常駐してる意味をちゃんと理解してる政治家が与党にどんだけいるんだろうか。
それに普天間問題は単独問題じゃ無くてアメリカ軍再編計画の一環に乗っかる形で自民が無理矢理に交渉に上げた案件なんで、日本にはゴネる権利があんまりないんだよね。
海兵隊ってのは他の軍種に関係なく単独で揚陸艇からヘリまで装備してる独立組織なんで、有事のフットワークが異常に速い。
対外的な攻略兵器を持たない日本にとって日米安保と海兵隊や米軍基地は国防の要である。

わかるかなぁ…わかんねーだろうなぁ