|
カテゴリ:観る・読む・聴く
東野圭吾の「白夜行」、「幻夜」という衝撃的な内容の本を読んだ後はしんみりする時代小説を読みたいなと思ってこの本を読みました。 上方の料理屋で奉公をしていた澪。 だんな様がなくなってからは江戸の蕎麦屋「つる家」で働いていた。 上方から共に江戸へと出てきたご寮さんの芳と2人でつつましく暮らし、両親を幼い頃になくした澪にとって芳はかけがえのない存在。 そして芳にとっても澪はわが子のような存在。 つる家の店主種市にとってもそれは同じこと。 上方と江戸の味の差に慣れないながらも懸命に料理を追及していく澪。 数々の困難にも負けずに立ち向かう澪。 そのけなげな姿に心打たれる。 また料理のあれこれも読んでいて興味深く、学ぶこと多し。 澪が作った料理の数々、食べてみたいと思った。 澪のまわりで何気に力となってくれる人々。 江戸の人情が目頭を熱くさせる。 続きを読みたいなと思わせてくれるラスト。 小松原さんの正体は?野江と又次の関係は? 気になるところだ。 次作が早く読みたい。 「粋な」本だなと読み終わって思った。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 □ □ ランキングに参加中です□ □ インテリア、ファッション、お料理と三つのカテゴリーに参加しています。いつも応援ありがとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[観る・読む・聴く] カテゴリの最新記事
|