同じ悩みや症状などの問題を抱えている、体験・経験の共感者、
つまり同じ立場にある当事者同士が、互いの経験・体験を基に語り合い、
問題の解明(回復)に向けて協同的にサポートを行う相互支援の取り組みを
ピアサポートと言います。
新たに、引きこもりピアサポーターを養成しようという取り組みが
始まっているとのことを、昨日の引きこもり親の会で知りました。
今までは自助の会という形で親の会が立ち上がって活動していたのですが、
派遣というスタイルで、行っていこうとしているのです。
当事者とその家族の思いは、
経験したものでなければわからないことが多々あります。
けれども、12年ほど前に石川にたちあがったばかりの引きこもり親の会と出会い、
現在、引きこもり親の会の運営に携わる方々と話をするにつけて、
引きこもりの現実の厳しさと、今なお支援の手が差し伸べられていないことを
感じます。
社会から取り残されている人々に必要な支援は、
人々の意識から忘れ去られていく被災地の支援に通じるものがあり、
その思いが私を被災地支援へと、導いていったのでした。