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あたふたあなくろクロニクル

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2010.04.24
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おうし座インドから戻ってひと月半。

インドについて書くのは週1回になり週2回になり、
そのうち10日に一辺となり、今回は20日ぶりくらい? 

記憶は薄れ感動を忘れ、そしてこのインド話もこれまでの旅日記と同じ末路をたどりそうな予感がさらに増してきたのでありました。

そんなところへこないだ、リシケシで知り合ったHさんからメールが。
なんと彼女はまだリシケシにいるのである。私が行く前からいたのに、まだいるのである。

「暑すぎて思考能力停止状態」だそうだ。
私が帰る時点で充分すぎる暑さだったから想像はつく。したくないくらいに、つく。

ハリドワールにサドゥの沐浴見に行ったそうだ。
そうなのだ、ケンプメーラのお祭り、まだ延々とやってる訳である。
わずかひと月にして日本のスピーディ(せわしなさとも言う)に飲み込まれてしまった人間には、何ヶ月もずうっと祭やってる人々というのが信じがたい。

すごい人のため、結局サドゥは見れずに終わったそうだ。将棋倒しで20人死亡だそうだ。

死者20人… 日本だったら大騒ぎである。花火大会で火の粉が散っただけでも
騒ぎまくる国に対して、20人死んじゃってもおおらか(という表現がふさわしいかどうかはかなり疑問だが)な国。なんかこう、すごい。

世界に向けたお祭り開催だろうが、堂々パクリ、盗作しててる国ってのも、すごいですけどね。。。

と、現時点での時事ネタ含めたところで、
およそふた月前にそのハリドワールを通り過ぎた辺りに戻る。

おうし座おうし座おうし座(使ってないうちに絵文字まで変わってしまった。変化こそは日本が世界に誇る…長所か短所か、その辺は知らない。ウシさんについては、全身のほうが好きだったけどなあ。)

目的地リシケシが近づく。思ったより早かったし快適なドライブでありました。
道順教えてもらうためRajさんに電話して、直接運転手さんと話してもらう。

運転手さんが「xxをくれ」という。ここでどういう言葉を使ったのか、残念ながら忘れてしまったのだが、一瞬「何のことだ?」と思う単語だった。チョコレートじゃないしスウィーツじゃないし… とにかく甘い物であることは共通してたんだけど。

要するに、私があげたのど飴をまた欲しい、ということだった。
けっこうぶっきらぼうな言い方であった。半日以上一緒にいたので慣れてきたのか、
あるいはもうすぐ到着だから愛想がなくなってきたのか。

そして・・・ これは前日のリキシャ兄さんにも通じるのだが、だんだんと、
“貧乏“訴えが話題の中心になってきたのである。
それと、「快適だったか? 良かったか? 良かったか? 良かったろ?」みたいな雰囲気…

(これはデリーに戻ってから最後に2日お世話になった運転手さんにはなかった態度だ。たしかにその人よりも、リキシャ兄ちゃんとこの運転手さんのほうが裕福度は低かったけど)

つまりは、満足したならチップをはずめ、ということらしい。
タクシーの運転手じゃ家の貧しさは救えないという訳である。
チップに関しては以前から(そして以後も)経験則ゼロというか失敗を重ねている私、
はたしてどの程度あげたらいいものなのか悩んだ。

悩んでるうちに着いてしまった。

細い坂を登った(この道を通ったのは結局これが最初で最後だった。さすが地元のタクシー屋さん、裏道知り尽くしていたらしい)。かなり高い場所にある。

白壁がずっと続いて・・・ え、ここ? 

予想以上にゴージャスであった。

一応写真を見てはいたのだけど、
正直なところ、ほんとにこんなに奇麗なところとは期待してなかった。

こんなとこで“修業”しちゃってもいいんですか、というような…

ヨーガの聖地で泊まり込みで、というと、なんとなく浮かぶイメージとは、相当に違う。

むしろ、逗子・葉山のマリーナ来ちゃいました、みたいな。
見えるのは海のかわりに川だが、この川がまた、
“ガンジス=人だらけ泥だらけ”のイメージとはまるっきり違う。

輝くエメラルド。

門にはちゃんと守衛さんがいる。

運転手さんが荷物をおろしながら、どこぞへ電話している。
「ちゃんと着いたよ」の報告なんだろう。

そして私はチップを出した。額は伏せるが(というか、今となっては正確に覚えていない、というのが正確な理由)、あとで聞いたところによれば、
どっちかというと“出し過ぎ”に当たる額だった。

が。運転手さんは、拒否したのである。

遠慮ではない。「そんな額じゃいらない」という意味での、拒否である。

え。。。 

正直、そんな法外なチップを要求できるほどかというと、車内の汚さといい、
予定時間に遅れたことといい(これについては、インドではさしたる減点対象にならないみたいだが)、無理があるような気がするのだった。

だが、少ないと言いつつもらうよりも、きっぱり断る、というのは
見上げたもんというべきなのか・・・ 

こちらはちょっと、傷ついたんですけど。

いろいろ面白かった道程、最後はちょっと沈んで終わった。

ともかくも、到着である。ここから約20日間、ヨーガ(とカレー)漬けなのである。

 



 

 

 

 

 

 






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Last updated  2010.04.25 13:42:09
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