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カテゴリ:インド・インクレディブル篇
インドから戻ってひと月半。 インドについて書くのは週1回になり週2回になり、 記憶は薄れ感動を忘れ、そしてこのインド話もこれまでの旅日記と同じ末路をたどりそうな予感がさらに増してきたのでありました。 そんなところへこないだ、リシケシで知り合ったHさんからメールが。 「暑すぎて思考能力停止状態」だそうだ。 ハリドワールにサドゥの沐浴見に行ったそうだ。 すごい人のため、結局サドゥは見れずに終わったそうだ。将棋倒しで20人死亡だそうだ。 死者20人… 日本だったら大騒ぎである。花火大会で火の粉が散っただけでも 世界に向けたお祭り開催だろうが、堂々パクリ、盗作しててる国ってのも、すごいですけどね。。。 と、現時点での時事ネタ含めたところで、 目的地リシケシが近づく。思ったより早かったし快適なドライブでありました。 運転手さんが「xxをくれ」という。ここでどういう言葉を使ったのか、残念ながら忘れてしまったのだが、一瞬「何のことだ?」と思う単語だった。チョコレートじゃないしスウィーツじゃないし… とにかく甘い物であることは共通してたんだけど。 要するに、私があげたのど飴をまた欲しい、ということだった。 そして・・・ これは前日のリキシャ兄さんにも通じるのだが、だんだんと、 (これはデリーに戻ってから最後に2日お世話になった運転手さんにはなかった態度だ。たしかにその人よりも、リキシャ兄ちゃんとこの運転手さんのほうが裕福度は低かったけど) つまりは、満足したならチップをはずめ、ということらしい。 悩んでるうちに着いてしまった。 細い坂を登った(この道を通ったのは結局これが最初で最後だった。さすが地元のタクシー屋さん、裏道知り尽くしていたらしい)。かなり高い場所にある。 白壁がずっと続いて・・・ え、ここ? 予想以上にゴージャスであった。 一応写真を見てはいたのだけど、 こんなとこで“修業”しちゃってもいいんですか、というような… ヨーガの聖地で泊まり込みで、というと、なんとなく浮かぶイメージとは、相当に違う。 むしろ、逗子・葉山のマリーナ来ちゃいました、みたいな。 輝くエメラルド。 門にはちゃんと守衛さんがいる。 運転手さんが荷物をおろしながら、どこぞへ電話している。 そして私はチップを出した。額は伏せるが(というか、今となっては正確に覚えていない、というのが正確な理由)、あとで聞いたところによれば、 が。運転手さんは、拒否したのである。 遠慮ではない。「そんな額じゃいらない」という意味での、拒否である。 え。。。 正直、そんな法外なチップを要求できるほどかというと、車内の汚さといい、 だが、少ないと言いつつもらうよりも、きっぱり断る、というのは こちらはちょっと、傷ついたんですけど。 いろいろ面白かった道程、最後はちょっと沈んで終わった。 ともかくも、到着である。ここから約20日間、ヨーガ(とカレー)漬けなのである。
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Last updated
2010.04.25 13:42:09
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