お歳暮
歳暮シーズンの到来を前に、フリーマインドさんから教わった知恵を実践する。「お歳暮を贈るのは誰よりも早く、いの一番に届くようにすべし」、そうすれば受け取った人の記憶は鮮明になり、数多くの贈答品の中でもその贈り主の名前が一番印象に残る。同じお金を使うのなら最も効果の高くなるようにとの教えに従った。昨年までは百貨店から郵送されてくるギフトカタログで注文していたが、某グループで知り合ったS商店さんがデパートに納品していることを知り、その包装紙代がいかに高額なものかを知って馬鹿らしくなってしまった。S商店さんの社長ご夫妻はとても仕事熱心な勉強家で、肝っ玉母さん風の奥様は私の大のお気に入りである。今回の歳暮には「みかん」をと決めて訪ねると、愛媛産と熊本産を試食させてくれる。今年はみかんどころの和歌山産がどうやら不作らしい。こんな対面会話をしながら選べるのもデパートとの大きな違いである。ところが、いろいろと話し込んでいるうちに西洋梨『シルバーベル』を推奨され、その場で味わって即決する。山形生まれの岡山育ち「ラ・フランス」の子供がシルバーベルで、梨とメロンを足したような味がする。しかも結構安いのである。持つべきものはありがたき友、生きたお金の使い方を教えてもらった。しかも対前年の経費削減となり一挙両得となる。