逆輸入の日本庭園
前日の記事にも書いた野菜サーチャージつながりで、久々に我が家の家庭菜園を。まず、今年初めてチャレンジしたのはテラスに網を張り、グリーンカーテンを作ったことだった。ゴーヤは虫もつきにくく、暑さにも強いのであたしでも育てれるかと思ったのだが、あたしの中で考えていたのはゴーヤの葉がみっしりと生い茂る図だったのだが、なんかすきずきしている。ある程度の葉が出てきたら、先を摘んで子蔓・孫蔓を伸ばすのがウリ科の育て方のようだが、それをしなくても大丈夫と書いてあったのに・・・・・多分、水だろうな・・・一番右側の葉は、一度枯れてしまったかに思われたきゅうり。そして、上に這うのを阻止して横に這わせていたらあたしの胸の高さにしか到達していない。これはもっと本数を増やした方がいいのか、それとも水か・・・だが、黄色く可愛い花がちらほらと咲きはじめた。何というか、とてもか細くてはかない印象。ひょろひょろ~っと細長く茎が伸びたその先に花が咲いている。そして・・・ゴーヤの赤ちゃん発見!まだこの時点ではあたしのツメ程度。それでも嬉しくて毎日観察している。そして、もうひとつはじめてのものはズッキーニ。左手前の葉を見ればわかるが、葉の表面が白い。これはウドンコ病。農薬を使いたくなかったので色々調べて見ると、酢を10~50倍に薄めて、石鹸を混ぜたものを与えるといいらしい。酢は合成酢ではなく、きちんとした醸造酢でないと効果がないとのこと。幸いなことにうちで使っているのは少し高めの醸造酢。これなら充分だ、とジョウロに10リットルの水を入れ、ドボドボと酢を入れる。そしてその中で石鹸をもみこむ。石鹸は、酢をなるべく植物に留めさせるための作用がある展着剤(てんちゃくざい)として使用。その10リットル分をズッキーニの葉全体にかかるように全てまいた。そのあとよく読むと、これを葉にスプレーする、と書いてある・・・普通に水を与えるようにあげたのはやりすぎか?と思ったがあとの祭り。一番はじめにウドンコ病を発見した時は、白くなった葉を全て切り取っていた。だが、その後出て来る葉も白くなっていたのだが、これをまいてから出てきた若い葉は、白くもならず元気に青々としているから・・成功ということで。そして、葉をもいでいたときには雄花しか咲かず、雌花はつぼみが膨らむ前に全て腐り落ちてしまっていた。だが・・・雌花も大きく育ちはじめた!これからどうなるのか、毎朝の楽しみができた。夕食は●ひき肉のレタス包みごはん 今週は冷凍庫一掃週間。 半端に残ったひき肉を冷凍庫に入れておいたのだが、 これらを解凍し、タケノコ・ニンジン・ピーマン・ 玉ネギなどの残り野菜は全てみじん切りにする。 今回の割合は肉:タケノコ:野菜が1:2:1程度。 これをしょうが・ニンニクのすりおろしとごま油で炒めて 塩コショウ・酒・オイスターソース・ウエイパー・ 醤油・砂糖少々で味付けをして汁気がなくなるまで 炒め煮する。 仕上げにほんの少しの酢で味をしめて出来上がり。 辛いモノが好きな人は豆板醤も。 以前ワンタンを作ったとき、 皮が残ったので冷凍しておいたのだが、 これを細く切り油で揚げる。 (春雨を揚げたものでも○) あとは新鮮なレタス・ごまを混ぜたご飯。 レタスにこれらを乗せて包んで食べる。 肉味噌は味付けを濃くしてあるのだが、 全て一緒に食べるととてもおいしい。 ●小松菜のおひたし りょうちゃんちのおばあちゃんが丹念に作った野菜。 採りたてをサッと茹でて。●豚足 旦那がいなかったのであたしのツマミとして。 だが、子供たちにほとんど食べられた。 うちは、旦那以外は大好物だと判明。●ミョウガの甘酢漬け 小粒の、日影に勝手に生えてました、という風情の ワイルドなミョウガが売っていたので、 これをサッと茹でて、熱いうちに 酢・砂糖・塩2:2:0.5の割合の甘酢に漬け込んでおいたもの。うちの庭は、今は本当に野菜しか生えていない。ちょっと別の庭に接してみたくなり、こんな本を鑑賞した。 実はこれ、洋書である。庭を鑑賞する方法は人それぞれだ。この本を見ると、そういった定石とか、庭の専門的な入門書、ということではなく庭をビジュアル的に切り取っている。だから説明を押し付ける感じもなく、クローズアップして紅葉の赤の美しさを映し出したり、庭の手前に写る欄間の黒さが、薄暗い家屋の内部の涼しさを感じさせたり、水面に写る緑の美しさが、かすかな風のざわめきを知らせてくれる。静と動、涼と暖、光と影、整と乱、その対比を鮮やかに切り取っていてまるで日本庭園という美が、今まで固めていた固定概念を開放してくれる。それは長い間変わらず愛されてきたこの庭に和モダンという斬新な切り取りかたを教えてくれる。本書に収められている日本庭園は、その半分以上が京都の名園だが、次に東京、そして後楽園、栗林公園、海外で非常に人気のある島根の足立美術館など多岐に渡る。兼六園と偕楽園が収められていなかったのが意外だった。