妻妾同居
土曜日の昼間ころ、友人のともちゃんからメールが入っているのに気付いた。「急で悪いんだけど、今日お邪魔してもいい?」と。予定もなかったので「いいよ、どした?」と返信。すると「今朝、家出した」とまたレスが。驚いて「何時頃来る?ご飯食べた?カレーが残って入るからそれでよかったら食べて。」と返信すると「今、映画を見ている。もうすぐ終わるから、終わったらそちらへ行くね」そして、泣き顔は映画のせいだとでも言いたいような顔をして友人はうちにやってきた。きっかけは些細なこと だと思う。小学生の子どもに「宿題しなさい」と言ったがいうことを聞かず「ママは出てけ!」と言われたそうだ。それだけでもショックなのに、そのときその様子を見ていた旦那が笑っていたのに腹が立った、と。普通、子どもが親に対してそんな事を言ったら諌めるのが普通じゃないのか?と頭にきて朝食の方付けをしていたダイニングテーブルをひっくり返しひと暴れして家を飛び出してきた。細かいことで不満もたくさんあったようだが旦那さんのその態度が導火線に火をつけてしまい、それが爆発した。そして友人は家庭での自分の居場所を見失ってしまったらしい。1月30日●パリパリポテト風春巻き ジャガイモを茹でてバターとミックスベジタブル とろけるチーズを入れたタネを 春巻きの皮で包んで揚げたもの。 そのままでも美味しいが、子どもはケチャップ、 大人はお好みでスイートチリソースをつけて。●鶏肉のトマト煮 圧力鍋にオリーブオイルとにニンニクをいれ 熱したら鶏肉の両面に焼き目をつけ キューブコンソメとトマト缶・ローリエを入れて加圧。 柔らかくなったら、オレガノ・バジルを入れて 塩コショウで味を調え、茹でたスパゲッティに。 つけ合わせはフランスパン。●大根サラダ 最近切れ味が悪くてイライラしていた包丁を 旦那が砥いでくれたので、切れ味を試す為に 大根の千切りをしてみた。 水にさらしてパキパキにした大根と春菊、 もみのりをたっぷりと乗せた大根サラダ。1月31日この日、友人が青嵐寺に駆け込んできた。友人の話を聞きながら野菜を刻み、ビールの栓を開ける。鶏がらを茹でこぼして寸胴鍋に入れ玉ネギ・ニンジン・ニンニク・しょうがなどの香味野菜と一緒に灯油ストーブにかけておく。つまみはポテチ。この日あった事を話しているうちに実は、子どもに言われたことが端を発しただけで、本当は旦那さんに対する不満がとてもたまっていたんだろうな と気付いた。もうビールも飲んじゃったし、今夜はとことん話を聞くよ。まずはじめにお風呂に入って楽な格好をして。あたしの部屋着でいいよね。全員お風呂に入っちゃったら、みんなで餃子の皮を包もうよ。●餃子 腹っぺらしの子供達が我慢できずに 焼く先からお腹の中に入れてしまった餃子。●醤油ラーメン チャーシュー・コーン・わかめ・ゆで卵をのせて。●小松菜とツナの煮浸し 小松菜はサッと油で炒めてから熱湯を入れ、 沸騰したらお湯を捨てる。 再びお湯とツナ缶、麺つゆを入れて出来上がり。子どもが寝静まってから旦那も交えて話を聞く。夫婦の問題は、夫婦でしか解決できない。だけど、お互いが責任をなすりつけるのではなく非は非で認め、改める、そういった姿勢が双方にない限り内容は変わっても同じようなことでまた喧嘩になる。そんな話をしたあと、旦那が寝てからはいい歳こいた中年女が2人でガールズトーク。 2月1日さて、日曜日である。当たり前のように6人(笑)で朝食をとり子どもが学校で使うものなどの買い出し。●ぶりしゃぶ 最後は雑炊で締め。●ポパイエッグ 茹でたほうれん草とウインナーをバターでソテして 卵を割り入れてレンジで半熟に加熱したもの。会社はどうするの?と聞いてみる。旦那さんとは社内結婚だったので、いやでも会社に行けば、旦那さんと会うだろう。「その時に考える」と言った友人。そんなわけでお泊り2連泊。2月2日会社に行った友人から、昼間メールが入っていた。「今日一度、家に帰ります。」そうか、2人ともちゃんと向き合って話し合う覚悟ができたのか、とホッと胸をなでおろすが、「あと10分くらいで到着するよ」…到着?どこに?確かに10分後には我が家に到着した友人。その両手にはでっかいボストンバッグとマイまくらが抱えられていた。友人は「一度戻って着替えなどを取りに行った」のであった。それに追い討ちをかけるかのように「この辺で一番近いコインランドリーってどこだっけ?」と恐ろしい言葉が。●湯豆腐 お腹がパンパンな たら が売っていたので 1匹ぶつ切りにしてえのきと春菊も一緒に入れた。 ●糸こんにゃくのキンピラ 半端に残っていたピーマンも細切りにし、 ごま油でよ~く炒めてから、砂糖・酒・醤油・ミリンで炒め煮。●ホイコーロー 旦那のリクエスト。土曜日の夜からずっと、旦那さんの父親からは何度も電話があった(もちろん無視)が、「なぜ、家族の話に親を介入させようとするのか」と友人の怒りに火を注ぐ結果を招いただけだった。会社でどうだったの?と聞くと「同じ会社にいるのに、昼休みにメールがきた。うちの課には来ないんだよ?信じられる?」…いや、確かに信じられないよ、その行動は。あたしも、なぜ旦那さんが面と向かって話ができないのか不思議。2月3日この日は節分。旦那さんに鬼の面でもつけて追い出しちゃえ、と冗談混じりに話して送り出す。旦那を「行ってらっしゃい」と送り出し、次は友人に「いってらっしゃ~い」と送り出す。あたしに旦那が2人いるみたいで、その2人があたしのために稼いでくれているように錯覚してとっても嬉しい。…だが、旦那にしてみれば「妻妾同居」状態なんだろうか。一応、寝る時に「どちらとお休みになります?」と聞いてみた。旦那は飲みかけの焼酎を吹き出した。嬉しそうな笑顔で。昼頃、友人からのメール。「今日は帰ります」「それは完全に帰るってことかな?」と返信した。実家には鬼が乱入してくるので毎年楽しみにしている豆まき。周りは暗いのに、お祭りをしている神社の周りだけがぽっかりと明るい。高砂の舞を踊っているのだろう、ここまでもお神楽の音色が聞こえる。この日は、近所で買った海鮮恵方巻を手土産に、母の店のカウンターで鬼が来るのを待ち構える。んが、何ともまぁ、迫力がない鬼で、あっという間に退散した。外に出てみると隣のオバさんが「まぁったく、鬼も優しくなったもんねぇ」などと話しかけてくる。そう、あたしが子どものころの鬼は容赦なかった。毎年、階段の上に隠れながら恐るおそる鬼が来るのを待っていたものだが、必ず見つけられてしまい2階の部屋まで乱入し、泣くまで解放してくれなかった事を考えると今なんて甘いな。「でもね、もう鬼も怖がらなくなっただけじゃなくて、部活やら勉強やらで忙しくなって、全然来なくなっちゃうのよね~。」ここのお宅にも男の子3兄弟の孫がいるのだが、もう中学生にもなれば見向きもされなくなるから今のうちに楽しむのよ、と言われる。おばさんに挨拶し、家族で屋台に繰り出すことにした。例年、節分の日はみぞれ混じりの雪や強風だったりと天気が悪いので客足は少ない。今年は例年と違いとても暖かくいい天気だからなのかそれとも不況の影響で神頼みにきたのか分からないが信じられないほどの混雑。ひと通り屋台を回り、お好み焼きやじゃがバタなどを買い、実家で食べて帰宅した。2月4日友人からメールがきた。「長い間お世話になりました。昨日二人で話し合いをしたけど二人とも家庭や子供達に対して真剣じゃなかったという話になり子供達がちゃんとしないのも、自分たちがちゃんとしてないからと言う結論になりました。だから旦那が今回の事はいい機会になったって。本当にありがとうございました。ふたりを見て凄い勉強になりました。おかずも覚えたし、アダムス家の男子にモテモテだったし、本当に楽しかった。」●ぶりカマ塩焼き●チキンサラダ 鶏ムネ肉は火が通りやすいように隠し包丁をして 塩コショウ・ニンニクとしょうがのすりおろし、 酒を振りレンジでチン。 冷めるまで放置してから薄くスライスし、 レタス・トマト・白髪ねぎ・あさつきを散らして ポン酢に刻みねぎ・すりごま・シソ・ザーサイをいれ、 ごま油を入れたドレッシングで。●おにぎり 焼いた鮭とわかめご飯の元を混ぜたおにぎり。●味噌汁 具はジャガイモとわかめ友人が帰ってから旦那に言われた。「お前さぁ、ともちゃんがストレスで太っちゃってあたしの服は着れるかなぁ?って心配していたけど俺からみれば体型一緒だから。」2月5日●おでん 土鍋にひびが入ってしまったので、新しい土鍋を購入。 これは10号だったかな?一回り大きいものに替えた。 土鍋は使う前に米の研ぎ汁で茹でるといいので、 ついでに大根も入れて下処理も一緒に。●マルチ屋のすきみ 今日は珍しくすきみが売られていたのでブツをやめてすきみ。●小赤おろし これまたマルチ屋においしそうな小赤(赤貝の小さい奴)が 売られていたので一緒に購入。 大根おろしの上に乗せて一緒に食べるのが大好き。 寿司屋さんで赤貝を注文するときには、 いつも赤貝のヒモをご飯を少なめの手巻きにしてもらう。 このコリコリした歯ごたえと磯の風味は 何とも言えないおいしさ。 赤貝は春が旬。 もうすぐ春だなぁ。