ほむらたつ紅
龍一のサマースクールの絵手紙教室に参加した。去年も参加してそのときとても楽しかったので、今年も是非、と申し込みをした。今年はりょうちゃんも一緒。一度描いたので、大体の感じがつかめているかと思ったが、全然ダメだ。去年描いた絵手紙は、今年の北京オリンピック会場に展示されている。どこかの国の誰かがあたしと龍一の描いた絵手紙をみてくれているかと思うと何だか嬉しいような恥ずかしいような・・・夕食は●カレーライス 龍一の具合が悪かったので、 鶏の手羽肉でスープを取っておいたのだが、 それを再利用して作ったカレー。 手羽がほろほろに柔らかくなっていておいしい。 福神漬けとラッキョウを添えて。●小松菜とツナの煮浸し 小松菜はさっと茹でて、4~5センチに切る。 鍋に麺つゆを希釈したものをひと煮立ちさせ、 ツナ缶を汁ごととコマツナを入れてさっと火を通す。 ツナの風味がちょうど良い。●鷹ヶ峰唐辛子の油炒め 京野菜をたくさんいただいた。 この中の唐辛子をフライパンで焼き目がつくように 油炒めして、かつお節と醤油をたらしたもの。 肉厚で甘くて、子供も喜んでくれた。4種類もの唐辛子(鷹ヶ峰・山科・伏見・万願寺)と、ナス2種類(水なす・加茂なす)、うり、三尺ささげ。料理のし甲斐がある。とうさん、ご馳走様でした♪そして、龍一とあたしが描いた絵手紙。とても稚拙で「作品」なんて呼べないような代物だが、「へたでいい、へたがいい」というキャッチコピーを持つ絵手紙なので、 なんでもあり、ということで・・・ま、うちのブログに訪問してくださる方は同情的なことを書くわけではなく、「いじって」くれるので、あたしとしてもとても気が楽。それでも、頑張って書いた。セルフィンプレコの「ゼオ」ちゃんは、うちの熱帯魚水槽のアルジイーター(コケ取り)として飼っているのだが、コケなんかとらずに、グッピーの餌を横取りする。口が吸盤状になっていて、いつもガラス面にくっついているはずなのだが、そんなところ見たことねえ。要領がいい所が共感を呼ぶのか、宗二のお気に入り。(命名も宗二)これを揶揄して龍一が書いた絵手紙。これからバックを塗るそうだ。そしてあたしは去年、思いつきで書いた言葉を元にして考えた題材。・・・ちょっと、字がアレだな・・気に入らないが・・もう一度書いてみようかな・・たまたま、秋のお彼岸の時にお墓参りにいくとお寺のきわにずっと乱れ咲く彼岸花を見つけた。陽炎の揺らめきの中、その赤が鮮明で、身もだえているように感じられた。情熱的とは違う、あとは消えて行くだけの最後の赤。それが、あたしの中では夕焼けの赤とシンクロして何ともさみしい色彩に感じられた。誰かの目にもとまらず、立ち枯れてしまう赤。夕日だって、忙しい、と心を亡くしている時には見向きもしない。息を呑むような見事な夕焼けを、あたしはこれまで何度、見落としたんだろう。でも、自然はそんな見返りを求めない。ただ、あるがままの姿があるだけだ。感傷的なあたしの心がそう感じただけだ。あたしを見て。あたしに気がついて。きっと、小さい時のいつか、あたしがそう思ったときの気持ち。それをそのまま彼岸花に投影したかったのかもしれない。