プロジェクト2888分のＸ

三井住友は増資するんだかしないんだか。まあ、ここまで報道されていればするんですけどね。どうも、増資が頻繁すぎますねえ。野村もそうだったが。

さて、昨日のことなんですが、LCPから合併が否決される可能性が高い状態にあるというリリースがありました。仕事始めのしかも朝っぱらからです。全然やる気が無い日だったし、思考も停止状態だったのですが、面倒なので売りました。むろん損切りです。J-REITも多くの銘柄でだいぶ含み損を抱えているものの、売り切った時点で分配金込みの通算成績がマイナスであった銘柄は初となります。

それにしても、可決に必要な賛成票の方を勘定することは困難ですから、LCPのリリースは否決されるだけの反対票が存在することを意味し、それだけ大きな票はGE以外にはありえませんので、GEが合併に反対しているということしか考えられません。しかし、GEはこの１月末に期限が来る借金の出し手でもあるし、このまま合併が不調に終わって、破綻と言うことにでもなれば、投資口も紙くずに、債権も不良になる可能性すら考えられるのに、なぜに反対なんでしょう。条件が気に入らないのかな？民事再生でもさせた方がリターンが大きいという計算か？・・そうでもないとは思いますけどねえ。

昨日はその辺のことを考えてみるのもダルかったので、まあ、まだ価格があるうちに、あっさりと手を切ったんですけどね。今日になっても相変わらずGEの意図するところは分かりかねます。当然にGEとは相談の上、ことを進めていたと思っていたんですが、TGRの方からもふざけんじゃねえよ的なリリースが出ていますね。まあ、負ののれんを利用して、一気に有利子負債を削減しようとしていた両投資法人にとっても、それらの投資主にとっても合併出来ないことになればちょっとイタイ感じがします。特に、LCP側だわな。

確かに、この合併が行われたとしても、決して未来が明るいわけでもなく、まあ、合併から１－２ヶ月の間に物件の処分が順調に出来ればギリギリ生き延びられるかな・・ってくらいだったわけですが、特にLCPにとっては、合併が不調なら、そのまま安楽死でないの？・・ってくらいせっぱ詰まっているような気もするんですけどねえ。

こうなったら、TGRに多少有利な合併比率にでも変更して、存続、消滅投資法人を逆にして、LCPの方の投資主総会議決は不要にするとかしか手がないかも。まあ、そうすると負ののれんがやや少なくなると思うのですが、背に腹はかえられんという感じで。でも、今からでは間に合わないかなあ。1月末のリファイナンス期限には。いずれにせよ、今週中に結果が出るみたいですね。破談になっても、TGRはまだ残された何ヶ月かで新たなパートナー、プロスペでもシングルレジでもひっつけて負ののれんさえ手にできれば何とかなると思いますが、LCPはねえ。チトきつそう。

本日の東証REIT指数＝910.65、レジREIT指数（独自算出）＝726.47、単純平均利回り＝6.93％、加重平均利回り＝6.61％。ただし、東急の異常利回りを含む。