本のタイトル・作者
ムゲンのi(下) [ 知念実希人 ]
本の目次・あらすじ
2人のイレス患者が目覚めた。
残す患者は、あと2人。
愛衣は、加納環の音楽にあふれた世界へマブイグミに入る。
一方の現実世界では、不可解なことが立て続けに起こり――。
特別病棟で厳重に守られた患者。
救急搬送された被虐待児。
院長の不審な行動。
消えた父と祖父母。
連続殺人事件の犯人は?
引用
「僕のことは忘れてもいい。けど、これだけは忘れないでね。みんなが君を愛していることは」
感想
2021年読書:171冊目
おすすめ度:★★★
表紙を見て、「ああそうか」と思った。
ククルは、動物の姿でしたっけ。
脳内で勝手に猫耳とうさ耳のついたショタっ子に変換されていたぜ。
上巻で「ふわー、面白い!続きが気になる!」となって下巻は一気読み。
でも、「あああ、そういうことね…」となって最後のマブイグミのところは「うーん」となった。
あんまり展開が好みではなかったので。
「赦し」については、自分の中で正解が出てないんだ…。
でも面白かった。
上巻冒頭から感じていた違和感。
ライトノベル的な唐突な展開や登場の仕方。
「まあ、小説だから/物語だから」と看過していた違和感が、やはりそうだったのかと納得。
こういう物語の中に物語の仕組みが仕込んであるの、好き。
知念さん、ちょっと他の作品も読んでから好みかどうか考えよう。
これまでのレビュー
2021.08.22
ムゲンのi(上) [ 知念実希人 ]
↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓