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2021.09.19
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テーマ:読書(8210)
カテゴリ:【読書】未分類

本のタイトル・作者



ミレニアム・ファルコンを作った男 45歳サラリーマン、「スター・ウォーズ」への道 [ 成田昌隆 ]

本の目次・あらすじ


第1章 サラリーマン生活の終わり
第2章 自分とは何者か
第3章 CGとの出会いと挫折
第4章 プラモデル全米チャンピオン
第5章 45歳からの就職活動
第6章 駆け出しCGモデラ―
第7章 ミレニアム・ファルコンに乗る

引用


私のように多くの人が、若い頃人生を真剣に考えず、流されて生きてきたのではないだろうか。年齢を重ね、社会のことが見えてきて初めて、自分が本当にやりたかったことに気づく、そして誰もがもう手遅れとあきらめてしまう。
しかし、「何をやるにも遅すぎることはない」と思う。
自分が何に向いているかを、これまでの経験や学歴などに縛られず、まわりの目を気にせず、ゼロから生まれ変わるつもりで考えていければ、誰もが何かを見つけられるのではないか。
たしかに日本には厳しい現状がある。年齢や学歴でフィルターをかけられてしまう社会である。やり直そうと思っても、その壁を越えることは難しい。しかし、それならば、その環境に留まっている理由がどこにあるのか。
人生は一度きりだ。自分の価値観の殻を破って、もっと外に目を向けてはどうであろうか。この世界には、自分を待ってくれている世界がきっとある。可能性の選択肢は自分が考えているより、もっと広いのではなかろうか―――。


感想


2021年読書:197冊目
おすすめ度:★★★

著者は1963年生まれ。
名古屋大学工学部卒業後、NECで人工衛星の開発事業に携わる。
午後10時まで残業するような生活に疑問を覚え、3年で日興証券に転職。
子会社である日興システムセンター企画調査部門でAIを使った投資システムの研究・開発を行う。
5年後、社内公募でシリコンバレーのIT調査研究所へ。
その後、ニューヨークへ異動し、ニューヨーク駐在員事務所長となる。
ハードワークに疲労困憊する日々を送っていた2008年。
サラリーマン生活23年、45歳。
プロのCGアーティストとなって映画のクレジットに名を刻もうと仕事を辞める。

海外勤務の長いエリートサラリーマンの華麗な転職!
という内容かと思ったら、紆余曲折と挫折がたっぷり詰まった一冊。
最後は夢を叶え、スター・ウォーズのILMでモデラーになる。
何かに挑戦したい人、転職を考えている人は勇気をもらえる内容。

著者は、子供の頃からプラモデル作りが好きで、映画が好き。
とにかく、ハマったらとことん突き詰める性格。
アメリカでCG作りにハマったら、ひたすらそればかり。
(子供が生まれたばかりでも部屋にこもり切り。奥さんはそれでよかったらしいけど、すごいね、奥さん…)
CGを離れてプラモデル作りを再開したら、賞をとるまでやる…。
映画作りの学校に通ったり、もう猪突猛進!がすごい。
好きこそものの上手なれ。

この、「子供の頃に好きだった」っていったい、何なんだろうね。
うんと好きで、寝ても覚めてもそのことばかり考えていた頃。

おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う [ ガブリ・ ローデナス ]

で、子供が興味を持ったものを、好きだったものを書き留めておいてやってくれ、とマルおばあちゃんは若い母親に頼む。
それはきっと、赤ん坊が大きくなった時、道に迷ったとき、道しるべとなる。
何の先入観もなく、何のしがらみもなく、ただ心が求めるものに夢中になっていた頃。

私は物語の続きを考えるのが好きだった。
月刊誌の漫画を読んで、次号まであれこれと続きを自分で作って楽しんだ。
そういうものって、変わらないんだなと思う。

著者は最後には思い切りを付けて、仕事を辞める。
でも、それまでは二足の草鞋を履いて、ハードワークをこなしながら趣味を仕事にするため、時間と情熱、お金を注ぎこむ。
すごい。
子供もいて、年齢的にも、安定した職業を捨ててチャレンジするのは怖いと思う。
けど、それまでずーっと積み上げてきたものがあったから、一歩踏み出せたんだと思う。
何も、すぱっと仕事を辞めることだけがすべてじゃない。
仕事をしながらその力を蓄えることも、あるいはそれを仕事にせずに楽しむことも、ひとつだ。

本人は「英語が得意じゃなくても仕事ができるか」と訊くくらい英語に自信がないけど、現地駐在だし英語のマニュアル読破しているし、きっとかなりの英語力はあるんだろう。
それでも、著者は他の外国人CGアーティストたちが、英語を話せないままガンガン押せ押せで売り込んでくることに驚く。
言葉はツール。

著者が大学受験の時に作っていたスケジュールのノートの写真が載っている。
升目にページ数が書いてあり、ひたすらそれをこなして×で消していく。
このやり方、モチベーション保てて良さそう。

最近、自分は何がしたいのか、を考える。
仕事を変えるのもいい。変えなくてもいい。
ただ自分が何を好きで、何がしたいのか。
それをどうすればやれるのか。続けていけるのか。


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最終更新日  2021.09.19 12:00:09
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