景気後退って?でもチョッと紹介した、景気後退のシグナル、
雇用統計と、ISM製造業景況指数、
前回、下記のように言った;
ISMは製造業景況指数を発表後、統計には振れがあり、1回の50割れでは大きな判断はできない、という立場を取った。 しかし、仮に、12月分に続き、1月分も続けて50を割ると、その論法は通じなくなる。
雇用統計はさらに心配が強い。今回既に民間が前月割れている。失業保険の統計は12月中下旬に雇用情勢の軟化を示している。これは、12月の雇用統計の調査週の後に雇用が削減された可能性を示す。
で、さっき出ました、
1月の米非農業部門雇用者:1万7000人減少-失業率は4.9% 2008/02/01 22:47 (ブルームバーグ)
米労働省が1日に発表した1月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比1万 7000人減少した。減少は2003年8月(4万2000人減)以来初めて。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は7万人増だった。家計調査による1月の失業率は4.9%と、12月の5.0%から低下した。予想は5.0%だった。
参考に景気後退と失業率の関係グラフを下記に、
Jobs: Nonfarm payrolls fell 17,000 in January
青線が失業率(赤線は前年比)で、失業率がUpし始めると景気後退がStartしているのが見て取れる、
それと、米ISM製造業景況指数だがこれは何かと言うと、
ISM(Institute for Supply Management、米サプライ管理協会)が製造業約350社の購買担当役員にアンケート調査を実施して作成する景況インデックスです。同指数は生産・新規受注・在庫・雇用・入荷遅延などの項目について1カ月前と比較して「良い」「同じ」「悪い」から三者択一の回答を行なう方式で作成されます。
同指数では50を分岐点としており、50を割り込むと景気後退、上回ると景気拡大を示唆します。冒頭でも触れたように、米経済指標の中でも最も早く発表されるため、景気転換を表す先行指標として注目度が高い指標といわれています。同指数が50前後で推移している際、50を上回るとドル高、50を割り込むとドル安が連想されます。
* 米連邦準備理事会(FRB)は、ISM製造業景気指数が50%を下回っている時(企業の感覚として、景気後退局面に入っている時)に、景気減速に作用する利上げを実施したことはありません。
だそうで、結果は下記の通り、
"米1月ISM製造業景況指数は50.7=予想(47.4)上回る、"
グラフでは下記の通り、2ヶ月連続での50割れとはならず、
と言うことで、雇用は低下が確認されてはいるものの、
ISM指数は0.7の差で今回、景気後退宣言はなし、
でも、確実に前進しているね、
オット失礼、表現としては後退がいいのか、
(追記)
さっき出たのだが、
欧米8銀行、金融保証会社の救済に向け連合結成=CNBC
Fri, 01 Feb 2008 23:36 [ニューヨーク 1日 ロイター]
欧米8銀行は、米MBIA、アムバック・フィナンシャルなど金融保証会社の救済に向けて企業連合(コンソーシアム)を結成した。CNBCが1日、匿名の関係筋の話として伝えた。
CNBCによると加わったのは、バークレイズ、BNPパリバ、シティグループ、ドレスナー銀行、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド、ソシエテ・ジェネラル、UBS、ワコビアの8行。
ワコビアはコメントを控えている。アムバック、MBIAのほか、シティ、その他各行のコメントは今のところ得られていない。
この名前を見ると、今、最も注目されているところばかりなんだけど、なんとなく悲壮感を感じてしまった、
それにしてもモノラインの救済って、何するつもりなんだろう、
まさか増資じゃないよね、彼らが、