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カテゴリ:若トラ通信
今年は結果が求められるぞ! 高卒1年目で中谷将大選手が脚光を浴びたのは、2011年の秋季キャンプでしたね。187センチ85キロの恵まれた体格で、「数年後には右の大砲に」と言われたのも遠い昔の話になってしまいました。2015年はもう5年目のシーズンです。今年大学から入ってきたルーキー江越君とは同年齢、うかうかしていられません。
過去4年間で1軍の試合に出たのは2012年の6試合だけ。10打席に立って、10打数0安打4三振というのが4年間のすべてです。ではウェスタンではどうなのか見てみましょう。
2011年 21試合 46打数12安打 4打点0本塁打 .261 2012年 90試合280打数63安打27打点3本塁打 .225 2013年 100試合313打数63安打31打点2本塁打 .201 2014年 93試合274打数52安打30打点7本塁打 .190 昨年はホームランのコツを掴みつつあるかなと感じましたが、打率は年々落ちてきています。ファームで2割前後では、なかなか一軍抜擢のチャンスはありませんよね。三振の数は7⇒73⇒55⇒59と落ち着いてきていますが、2年目より荒さがなくなったのか、持ち味の豪快さがなくなったのか、なんとも言えないです。 今年の春季キャンプでは沖縄組に入っているものの、最近の練習試合や紅白戦でも詰まったようなフライアウトばかり。素人目線でみても昨年来日したばかりのころのゴメス選手と同じ感じで、トップを作るのが遅いように思えます。 長打を意識しているので呼び込んで捉えようとするんですが、構え遅れていますから、自分のポイントまでバットが出るより先に、ボールに差し込まれて詰まってしまうんですね。当然、体重も後ろ足に残ったままなので、バットに当たっても遠くへ飛ばず、飛距離50~60メートルの凡フライが多くなってるんじゃないでしょうか。 ヘッドスピードは上本選手や梅野選手などと比べると遅いんじゃないかな。そうなるとボールを待つ構えから直さないと、このままで終わってしまう気がしてなりません。非公式サイトの感じるところではトップを早く作ることと、体の回転をスムーズに速くすることが鍵だと思います。 森田選手は流し打ちしかできないような打者になってしまってタイガースを去りました。最初に書いたように、5年目というのは大卒1年目と同じです。大卒なら即戦力を期待されて入ってきますよね。まして中谷選手は4年間プロの世界でやってきているので、そろそろはっきりと結果を出さないといけない状況です。本来飛ばせる素質を持っているだけに、この伸び悩みは残念。背水の陣くらいの追い込まれた気持ちでがんばってほしいものです・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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