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カテゴリ:若トラ通信
7月26日に先発予定の岩貞投手。今年は想像もしていなかった大成長で、ビシビシ三振を取っています。 実は、昨年、この変身のきっかけになった重要なアドバイスを送った意外な人物がいるというのです。2016年5月29日付のリアルライブの記事に紹介されていました。 前にも見たような気がするのですが、今日発見できましたので紹介します。 新奪三振王・岩貞 「覚醒」にアノ人のアドバイスが!? 岩貞は昨年、一昨年ともに1勝しか挙げていないが、今年はすでにチームトップの4勝を挙げている。投手出身のプロ野球解説者がこう言う。 「(対戦打者の)外角にキレのあるストレート、チェンジアップ系の変化球を決め込んでいる。緩急と、外角球のコントロールがバツグン」 岩貞の外角球が成長の証とも言えそうだ。 しかし、その外角球が『一流の武器』と化したのは、岩貞自身が「外角球の脆さ」を痛感したからだという。矛盾するような話だが、岩貞は外角球を生かすため、内角球を磨いたのだ。 話は昨年9月15日の二軍戦に逆上る(対福岡ソフトバンク戦)。同日、岩貞は登板のチャンスをもらったが、ものにできなかった。松中信彦に2打席連続の本塁打を食らったのである。 関係者によれば、その松中が岩貞に直接電話を入れたそうだ。 「左バッター(を攻める)には内角球も必要」 おそらく、知人を介して岩貞の連絡先を調べたのだろう。 岩貞がどう返したかは分からない。しかし、一般論として、インコースを攻めるときの投手心理では「ぶつけないように」と考えてしまい、どうしても腕の振りが悪くなる。 腕の振りが悪くなれば、ボールのスピード、キレが落ちる。外角にどんなに優れたボールを投げられたとしても、一辺倒では相手打者は踏み込んできて強打する。 その後、岩貞は投球練習ではインコースを意識するようになったという。 4月2日の初登板だった(対DeNA)。6回裏二死走者なし。打席には筒香嘉智が立っていた。前の2打席はともに安打を許している。 カウントは3ボール1ストライク、岩貞は捕手のサインに首を振ってから内角球を放り、最後は得意の外角球で見逃し三振に仕留めた。内角球があったから、外角球が生かされた。松中と同じ左打者の筒香を抑えたことが、自信につながったのだろう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー まず、あの松中が、面識のない岩貞の電話番号まで調べてアドバイスしていたということに驚きますね。ほんとにこういうことってあるのかな。打たれた投手からすれば、コーチや監督のアドバイスより貴重ですよ。 松中も半ば引退を覚悟しなければならない時期に来ていたので、これはという素材に対しプロの先輩としての目線から教えてくれたのだとしたら嬉しい話です。 もともと球威のある投手ですから、内角を厳しく攻める覚悟ができれば、ブレイクするのは時間の問題だったのかもしれませんが、そこに気が付かなければ、まだもがいていたでしょう。 流石三冠王、松中をコーチに迎えるというのはどうかな?コーチでは受けないかなあ・・・。岩貞の例を見ると、打者目線で投手にアドバイスするのも有効なんですね。非公式サイトも改めて目からウロコです。
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