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2007.08.20
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カテゴリ:その他の動物


 以前カタバミコナジラミの写真を撮っていたとき、其処に2種類の微小なダニが居るのが認められた。今日はその内の1種、カタバミハダニを取り上げよう。


 どうも、ハダニと言うのは、名前はよく知られているにも拘わらず、現実的には、農業や園芸関係者を除いては、余り関心の及ばない生き物である。第一に小さ過ぎる。殆どは体長0.5mm以下、肉眼では何だか判別できない大きさである。しかも普通は葉裏に居るから、尚更目に付くことはない。


カタバミハダニ(雌)1
カタバミハダニ.第1脚が特に長い.体長0.5mm、大きいので

雌であろう.白くて丸いのはカタバミコナジラミの幼虫.ピクセル等倍

(2007/07/30)



 そんな訳で、ハダニ類については殆ど何も知らなかったのだが、今回初めて興味を持って調べてみた。

 ハダニ類は悪名高いし、微小な生き物で移動性に欠けるから、屹度ゴマンと種類が居るのだろうと思っていた。しかし、意外にも、ハダニ科は世界でたったの1000種、日本には約70種しか居ないとのこと。随分小さなグループである。まァ、ダニ類自体が、余り成功した生き物ではない様ではあるが・・・。
 70種しか居ないのだから同定は簡単か、と言うと、やはり小さ過ぎて顕微鏡がないと一寸難しい。しかし、このカタバミハダニは非常に脚が長いので容易に他種と区別が付く。しかも、カタバミ以外には基本的に付かないと言うから、まず、間違いない。

カタバミハダニ(雌)2
上と同じ個体.ピクセル等倍(2007/07/30)



 長い肢をタカアシガニの様?にして、思いの外早く移動する。マクロレンズで覗いていると、結構可愛い!!

 因みに、ハダニ類は幼虫、第1若虫、第2若虫、成虫の順で生長する。幼虫には3対6本の脚しかないので識別は簡単だが、第1若虫以降は顕微鏡がないと、一寸判別できない。

カタバミハダニとカンザワハダニ?
中央やや左下がカタバミハダニ.体長0.26~8mm、雄にしては小さ

過ぎるので若虫かも知れない.上に見える大きなハダニは別種

右下の赤い玉は卵.ピクセル等倍(2007/07/30)



 上の写真には、もう1種、別のハダニが写っている。右下の赤い玉は、カタバミハダニの卵と思われる。ルビー色で中々美しい。


 今回もピクセル等倍なので、御世辞にも綺麗な写真とは言い難い。しかし、一眼レフ+等倍マクロではこれが限界の様である。







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最終更新日  2007.08.20 12:53:35
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