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テーマ:日々自然観察(9874)
カテゴリ:その他の動物
そんな訳で、ハダニ類については殆ど何も知らなかったのだが、今回初めて興味を持って調べてみた。 ハダニ類は悪名高いし、微小な生き物で移動性に欠けるから、屹度ゴマンと種類が居るのだろうと思っていた。しかし、意外にも、ハダニ科は世界でたったの1000種、日本には約70種しか居ないとのこと。随分小さなグループである。まァ、ダニ類自体が、余り成功した生き物ではない様ではあるが・・・。 70種しか居ないのだから同定は簡単か、と言うと、やはり小さ過ぎて顕微鏡がないと一寸難しい。しかし、このカタバミハダニは非常に脚が長いので容易に他種と区別が付く。しかも、カタバミ以外には基本的に付かないと言うから、まず、間違いない。
長い肢をタカアシガニの様?にして、思いの外早く移動する。マクロレンズで覗いていると、結構可愛い!! 因みに、ハダニ類は幼虫、第1若虫、第2若虫、成虫の順で生長する。幼虫には3対6本の脚しかないので識別は簡単だが、第1若虫以降は顕微鏡がないと、一寸判別できない。
上の写真には、もう1種、別のハダニが写っている。右下の赤い玉は、カタバミハダニの卵と思われる。ルビー色で中々美しい。 今回もピクセル等倍なので、御世辞にも綺麗な写真とは言い難い。しかし、一眼レフ+等倍マクロではこれが限界の様である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.08.20 12:53:35
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