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カテゴリ:昆虫(その他)
撮った写真(約2倍の超接写)を見てみると、確かに、顔付きが少し大人っぽく?なっている。しかし、体長は0.9mm弱、初齢時の0.75mmに比して僅かしか大きくなっていない。チャタテムシは、一般に脱皮をしても体長は余り増加しないものなのだろうか。 その代わり、体の幅は全体として大部広くなり、頭部や腹部もかなりそれらしい形になって来た。また、胸部背側にある茶色をした翅の原基らしきものが少し大きくなり、斜め上に伸びて突起状になっている様に見える。 腹部に黒っぽい影の見える個体もある。これは模様ではなく、消化管内の内容物であろう。
チャタテムシの餌は、菌類(黴)である(中には地衣類や苔を食べる種類もあるとのこと)。何処に黴が生えているのか超接写をしても良く分からないが、これらのチャタテムシの幼虫が餌を求めて移動しなくても良い様に、此の葉裏の黴には大いに増殖してもらいたい(??)。 [追記]この幼虫は無事成虫にまで成長し、ホソチャタテ科(Stenopsocidae)のヨツモンホソチャタテ(Graphopsocus cruciatus)の幼虫であることが判明した。表題や本文中にある[]の中は判明後に追加訂正したものである。以下に、以前とその後のヨツモンホソチャタテ幼虫の成長記録一覧を示しておく。 内 容 掲 載 日 撮 影 日 卵と初齢幼虫 2010/03/13 2010/02/25,03/12 3、4齢幼虫 2010/04/19 2010/04/10 5齢幼虫 2010/04/25 2010/04/18,20 6齢幼虫 2010/04/29 2010/04/20 成 虫 2010/05/11 2010/04/20,24 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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