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カテゴリ:スキー
納涼写真。安比だか夏油だか、どこだかの林。笑
私が深雪スキーにハマッたわけ。 1997年12月。 今から23年前、カナダのCMHヘリスキーに 行ったことがキッカケだ。 CMHヘリスキーとは カナディアンロッキーの山の中のロッジに 1週間泊まって ヘリスキー三昧の日々を過ごすという なんとも贅沢なツアーだ。 行く決心をして、秋に申し込んだ。 その年のシーズンではなく さらに次のシーズンのツアーを。 日本ではそんなに知られてないけど 世界的には人気があって その年のツアーはすでに一杯だったのだ。 カナディアンロッキーのあちこち 10ケ所近くのロッジがあり それぞれで毎週ツアーが開催されてるんだけど それでも一杯になるのだ。 おかげで、1シーズンかけて 日本で深雪を滑って 準備をすることができた。 それまでも深雪は好きで 結構滑っていたけど 申し込んでからは更に積極的に滑るようになったのだ。 もちろんファット板なんかなく カービング板もなく 昔の長板の時代。 ゲレンデの端パウを滑る。 端パウばっかり滑る。 そのうち、端っこから 少しだけ林へ入ってみる。 少しだけだったのが どんどん奥へと入って行き ついにはツリーランの世界から 抜け出せなくなってしまう。 なんか、ほんの出来心で悪いことをした奴が どんどん悪の深い闇へと入り込み ついには抜け出せなくなってしまう …みたいな。笑 (パウダースノーは悪か!) まぁ中毒性のある白い粉ってことでは悪だな。 あと、整地にまったく興味を持てなくなった って意味でも悪だな。 ***** 最初はほんの遊びのつもりだったんです…。 つい出来心で ゲレンデの端っこの ちょっとした新雪を滑ってみたら とっても気持ち良かったです。 深い新雪ではありませんでしたが それでもフワンフワンとした感触が 堪りませんでした。 ふと横を見ると 林の中にも綺麗な新雪があるではないですか。 端パウでもこんなに気持ちがいいのだから あそこを滑ったらどんなに楽しいでしょう。 そんな誘惑に、つい負けてしまいました。 周りをキョロキョロ見て いけないとは思いつつ そっと林に入ってしまったのです。 誰もいない林の深雪を滑ってみると なんと気持ちがいいのでしょう。 それからは林を見るたびに こみ上げる感情を抑えられず 毎回入るようになっていきました。 快楽に流された私の心が弱かったんです…。 その後は、悪に染まるお定まりのパターンです。 坂道を転がるように 深みへとハマっていきました。 まぁ私の場合 坂道を転がるんじゃなくて 坂道を滑って 深雪の深みへとハマっていったのですが。ふふ。 雪が降った後の林は フワフワの深雪が溜まっていて 腰まで沈んでしまいます。 雪煙が頭まで舞い上がり 前が見えなくなるんです。 体中が雪に包まれて 足が底に着かず まるで海の中にいるような感覚です。 口の中にまで雪が入ってきて 息ができません。 仕方ないので 雪を食べながら息をします。 ふふ、変でしょ? 沈んだあとはブワッと浮き上がります。 今度は空を飛んでる感覚です。 雪煙から飛び出し やっと前が見えます。 視線の先には フカフカのまっさらな深雪。 そこに向かって 重力に身を委ねて 落ちていくのです。 滑っていくんじゃないんですよ。 落ちていくんです。 まるで私のじんせ……いや、みなまで言いますまい。 粉雪に包まれる幸福感 雪から飛び出す浮遊感 そして雪の中へ落下する感覚 すべてが快感なのです。 理屈ではなく 脳みその快感中枢を直接刺激します。 まぁ分かりやすい言葉を使えば エクスタシーなのです。 すっかり深雪の中毒になってしまったようです。 こないだ言われました。 パウダー依存症だと。 治らないそうです。 一生、深雪を滑り続けるしかないそうです。 ふふ、望むところですけど…。 長い話になりましたが こんな風に深雪にハマっていったのでした。 ***** って、なんのこっちゃ。笑 CMHヘリスキーに行って ますます深雪にハマり 3年後にまたCMHに行った。 それからも深雪を追い求めて あちこちの林を滑り続けたのだった。 今は、林を開放しているスキー場も多くなった。 CMHのレンタルでしか見たことなかったファットスキーも 当たり前のように売られるようになった。 深雪ランのできる環境が劇的に変わったので とても嬉しい。 だって私にとって、スキーイコール深雪ランだもの。 深雪が滑れないのなら スキーにはもう興味がない。 止めちゃうかもね。 いや、それは言い過ぎた。笑 それほど深雪が魅力的だってこと♪ 深雪にハマッてる人も 林の中の穴ぼこにハマっちゃった人も クリックしてチョーダイませ。 にほんブログ村 スキーランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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