参った~
アメリカの小学校のアシスタントの代理業。(有休や病欠のとき働く)通称「サブ」。なんだかんだと5年くらいやってきて、このままあと4年は(2年後くらいの引っ越しが実現しない場合)、娘が大学に巣立つまで続けるつもりではいますが、今日のようなことがあるとかなり凹みます。小学2年生くらいまでなら、なんとか英語の壁も乗り越えて(失敗は繰り返していますが)、なんとかやってきのですが。。。今日は11時半からの半日仕事。3時には帰れるので、働くのは3時間半で支払いは4時間分。お得な仕事と出ていったのですが。。。学校に着いたら、担当する子の一人がキレていて、個室で暴れていたのです。まず、ここで「げっ」。今日の仕事はスペシャルエデュケーションという、知的障がい(とはいえ、たいていのことは自分でできるレベル)の子供2人のアシスタントで、主にはその、暴れていた子の担当でした。担当の先生(スペシャルエデュケーションの資格のある先生)のK先生が「かきつばたさん、いまから休憩15分はいって、11時45分にカフェテリアに来て」はぁ?この、スペシャルエデュケーションの先生2人、K先生とL先生とP先生は休憩の意味がわかっていないようです。なぜ、休憩を取るのか。疲れるからでしょうが~~~!!!特に、このスペシャルエデュケーションの仕事には適度の休憩が必須です。それを来てすぐに休憩を取れって、、、、。この子たちは、まあ一人で歩かせてもいいレベルなので、最悪トイレ休憩くらいは取れますが、でもそれは最悪の場合で、たいていはずっと見張ってなければならないのです。もっとすごいのがL先生で、一日働くとき、朝7時半からの仕事で8時から30分休憩を取れと。そして、その後お昼過ぎに30分のランチタイムがもらえます。給料が出ないのはランチの30分だけで、15分・15分の休憩は給料内です。ですから、働くアシスタント(たいてい先生に2人から3人のアシスタントがついている)は言われるままに休憩を取っています。が、法律で定められた15分・15分の休憩の意味を全くわかっていないというか、なんなんだこれは!?という休憩の取らせ方です。まあ、それはともかく、今日はなんだか学校が荒れている・・・。昨日のバレンタインの交換でキャンディを食べ過ぎたから???夫は科学的に砂糖は関係ないっていうけど、急激に上がった血糖値が上がったまま???ランチタイムはまだマシだったのですが、外に出ると、この間も同じ子を担当して、まあわりと何もしなくていい状況だったのに、今日は他の子につかみかかっていくのです。何度もそれを止めて、まあそれでもなんとか終わったのですが、最悪なのはサイエンスの時間。2年生には学校から全員にアイパッドが支給されているのですが、そのアイパッドを使って、クラス全員で、いままで学んだことをクイズ形式で答える、、、というもので、それには時間制限があるのです。担任の先生は「読んであげれば答えるので」と言われたけど、これがカウントダウン形式で、時間内に答えを出さなければならない。そして、英語の壁!かろうじて大学で地理学を取り、そのお陰で知っていた単語もあったのですが、知らない単語も出てきて、ふっとわからない。。。マズイ~~~。しかも、会話にはあまり使わないので発音もめちゃくちゃ。天気予報などで聞くには聞いている単語もあるのですが。。。プリシピテーション - これは天気予報でいつも出てきますが、自分で言うことは皆無。降雨量・降水量と辞書には出てきますが、雨が降ること、雪が降ることという意味で教えられていますエバポレーション - これはもうちょっと一般的に使うかな?言いやすいだけかな?蒸発コンデンセーション ー これは知りませんでした~。以前どこかのクラスで見かけたことは。。。液化、蒸発の反対ベイパー - これくらい知ってるべきかもしれませんが、知りませんでした~。蒸気このようなサイトを見て勉強しておいた方がいいかもしれません。習ってない単語は余分には勉強しなかったタチなので、それが今になって響いております。Geography For Kids , The Study of Our Earthとにかく、クラス全員で黒板の位置にあるスマートボード(パソコン画面がそのまま映し出され、そこにスマートペンを使ってものを描いたりもできるボード。直接指で触ってアイコンなども操作できる)に問題が出て、問題は担任の先生が読んでくれるのですが、答えが4択かTrue・Falseの選択で、答えを自分のアイパットで答えるのです。これは初めて見たもので、もし、わたしが通常授業を全部聞いていたら、単語もわかっているし、もうちょっとマシにできたかもしれませんが、このカウントダウン形式がキツイ!最初は読むのに精一杯で、慣れてきても答えはぱっとわからず、自分で答えるべきなのに、わたしが教えなかったと言って担当した子が怒るのです。そういう時に限って、指をさしたところを間違えて触ってしまったら、タッチスクリーンだから、それがこたえになってしまって、しかも間違えた~。いや~、暴れそうでした。「お前なんか大嫌いだ」なんていうのは、この子的には例え担当のエイドがいてもあり得る状況なのですが、なんか今日は腹が立ちました。自分が間違えたのをわたしのせいにして(わたしが答えを教えないから)、怒る。。。。通常のエイドは答えまで教えているのかと思うとオカシイんですけどね。で、答えが合えばおとなしいのに、間違う度にぎゃあぎゃあ言って、おまけにわたしをぶったりどついたり始まりました。で、ちょっとプッツンきちゃいました。「じゃ、もう読んであげない」その時の彼の顔はびっくり仰天でしたね。その後は少しおとなしくなったとはいえ(もうぶたないなら読むといって読み始めた)、クラスの他の子にも気の毒でした。彼らはある意味大人というか、その子の特徴を理解していて、慰めようとして、「僕も間違えたよ」と何度も自分のアイパッドを見せてくれたりするのですが、その子にとっては、他人が間違えようがどうしようが関係なく、自分が正しい答えを出したのです。あの子にありがとうね、と言ってくればよかったな。そういう周囲に気配る余裕もなくなります。その後クラスを移動してナースから歯磨きの講習があると聞いたら、わたしを閉じ込めて(もといた教室に)なんで移動しないといけないんだ!と。しょーがないから、ウォーキートーキーを使って(普段は嫌いなので滅多には使わない)「M先生、かきつばたです。すぐに教室にきてください。オーバー」「Kです(ファーストネームで答えた)すぐ行きます。オーバー」という感じ。このウォーキーを使うと、学校中のウォーキーを持っている人に聞かれちゃうんですよね~。一度ひどいのをやってしまって恥ずかしかったなア~。「大変です。L君逃走。外に逃げていきます~。助けてください~」みたいな。。。ま、それはさておき、その後はM先生がなだめすかしてその子を隣の部屋に連れて来て、歯の塗り絵をさせながら(塗り絵が好きみたい)聞くことで了解したようです。ヤレヤレ。正直、今日は途中で帰りたい気分でしたよ。ま、今後同じサブを頼まれたら、サイエンスのアレはできません!くらい言っちゃおうかな。そうそう、その後、偶然その子のキンダーから1年生まで担当したエイドと話をしたら、そのゲームは、カウントダウン形式ということで、その子にはとても無理!という反応でした。パニックになっちゃうんですよね。他の子にはチャレンジ精神が出るみたいだけど。明日はもう働きたくありません!という気分ですが、他の仕事もあるわけですし、ブロックするのはやめて、今日行った学校(そこが一番よく行くのですが)だけは抜いてみました。また来週には戻しますけどね。もう一人の担当の子はなんでも自分でできるのですが、この子は去年からサブが大嫌いで、今年はそれにしてはまあマトモになったのですが(去年の拒否反応は見ていて感心するほどでした。わたしがサブじゃなくてよかったのですが)やっぱり態度が悪い!たったの3時間半でしたが、疲労困憊です。とほほ。