カテゴリ:韓国生活
はんら家を訪問した人は 「物が多いねぇ」 と言う。 確かに多い。 はんらは、よくいる「物を捨てない人」だからだと思う。 紙袋や包装紙、ひもなんかを捨てずに取っておく人っていますよね。 そのタイプ。 はんらの実家は、石川県のド田舎である。 家は、とっても広かった。 はんらの部屋も12畳くらいはあったと思うし、押入れやクローゼットがたくさんあり、倉庫まであった。 おまけに引越しをしなかったので、はんらの実家にはものすごい量の物があったのだが、家が広いために、全く目立たなかった。 はんらの実家では、使わないようなものでも何でも、とりあえずは捨てずに押入れや倉庫に入れていた。 幼いころから身に付いた、悪習慣である。 韓国では、押入れがあんまり無い。 そして、引越しが多い。 はんらが結婚生活を始めたときは、外国に来たということもあって、他の新婚家庭より、はるかに物が少なかった。 最初の引越しのときは、大家さんに 「荷物、これだけしかないんですか?」 と驚かれた。 友人からも 「何だか、スカスカ何にも無い家ね。」 と言われた。 しかし、引越しするたびにはんら家の荷物は増え続けた。 理由のひとつに、子供の年齢差が7歳もあることもあげられるかもしれない。 長男の着た服、本、おもちゃなど、全部次男のために取っておいているからである。 テグに住んでいたときは、狭い家に住んでいたこともあって、ベッドや食卓は無かった。 テグから天安に引っ越してくるとき、引越しセンターに見積もりを頼んだ。 まずは電話で・・・ 「大きなものは何がありますか?」 と聞かれ 「ベッド、食卓はありません。 ソファと勉強机は捨てていきます。 冷蔵庫は200リットル(韓国の一般家庭で、こんな小さな冷蔵庫を使っている家はまず無い)」 と答えたら、 「それじゃ、5トントラックまで必要なさそうですね。」 と言われた。 しかし、実際に我が家に来てもらって見積もってもらったら 「これは、5トントラックに乗らない!」 と言われてしまった。 さらに 「1トントラック1台追加したら、10万ウォン追加料金です。 10万ウォン払うより、ここで捨てていって、向こうで10万ウォン分買ったほうがいいと思いますが・・・」 と親切なアドバイスまで頂いてしまった。 韓国で、普通の小さなマンションに住んでるお宅は、ほとんどどこでも5トントラックで充分引越しできると思う。 50坪以上の大きなマンションとか、大家族だと荷物も多いだろうが・・・ それから、はんらは必死で「物捨て修行」に入った。 結局、引越し当日、5トントラックに乗り切らなくて、最後の最後にカラーボックスやら何やら捨てた。 そして、どうしても詰め込めなかったコーちゃんの自転車は、コンテナ型の引越しトラックの後ろに、縄でくくりつけて高速道路を走ってきた。 ノギさんの車には、ふとんを積んだ。 天安に来てから、ソファ、ベッド、食卓、勉強机、大きな冷蔵庫などなど買ったので、次の引越しのときは、何をどう努力しても5トントラックには乗らないはずだ。 おまけに、はんらマンションには韓国には珍しい(?そんなこともないか・・・^^)「押入れ」があるので、この押入れの中だけで充分1トン分くらいの荷物があるような・・・^^ 息子たちが結婚して出て行くまで、もう引越しはしたくないはんらである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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