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お隣さんの国:韓国からの手紙

お隣さんの国:韓国からの手紙

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2005/11/14
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テーマ:韓国!(17265)
カテゴリ:韓国生活

大きな声では言えないが、韓国には、非常に怪しい医療従事者がいる。

勿論、普通に医学部を卒業して、国家試験に合格し、普通に看板上げて開業している、ごくまともな医療従事者もたくさんいる。

しかし、どうもそうではなさそうな人もいるのだ。

韓国に住んでいても、そんな人と一度も出会わずに暮らしていく、幸せな人も多いだろう。

しかし、身内に、その怪しげな医療従事者を崇拝している人(多くはシオモニ(姑))がいると、もうダメ。。。


その医療従事者は、多くの場合、自身のことを
「医療の魔法使い」
「霊通人」
のように語る。

そんなふうには見えないが、そう見える人もいるらしい。
うちのシオモニ(姑)もその一人。


うちのシオモニは、典型的な韓国姑である。
韓国人らしい要素をカンペキに備えている。

つまり、
押しが強い。
お節介である。
情に厚い。
声がでかい。
自己主張が強い。
行動が突然・イキナリ。
動きが敏捷。
フットワークが軽い。
人に干渉するのが大好き。
言うことが大げさ。

と、こんな感じ。

はんらは、パンダの奥さんの日記を読んで、大笑いさせていただいた。

が、同時に、はんら自身の暗い(?^^;)思い出も、思い出した。
パンダの奥さんほど悲惨(ゴメンナサイね~^^;)ではなかったのが、せめての救いね!
と、勇気付けられもした。


あれはもう、何年も前のこと。
長男(12歳)が生まれる前だったかもしれない?

はんらの足の裏に、「魚の目ちゃん」が出来てしまっていた。

魚の目には、スピール膏だよね?
日本に行ったとき仕入れて、何度も貼ってみたが、芯がすごく深くて、上のほうは取れるのだけれど、なかなか芯まで取れなかった。

はんらシオモニが言った。
「これは治さなきゃならない。」

「そうなんですよね、なかなか治らなくて。。。」

「今に歩けなくなるぞ。
そんな人を知っている。」

シオモニはいつも、言うことが大げさ。
でも、もしそれを笑い飛ばしたりしようものなら、大声で怒る!

仕方なく、ハイハイと聞いていると、シオモニ。
「ダメだダメだ。
このままほおって置いて、歩けなくなるのを待つわけにはいかない!」

そして、言うのだった。
「わしの知ってる先生で、医療の魔術師のような人がおる。」

嫌な予感のするはんら。

「お母さん、皮膚科に行ってきますよ。」
と言うが、
「ダメだ!
そんなひどいのは、皮膚科で治っても、すぐ再発する!!
そういう人を知っている!!!」

はんらのシオモニに逆らえる人がいたら、お会いしてみたい。。。(TT)


そんなわけで、怪しい医療従事者のもとにシオモニに引っ張られて行った、可哀想なはんら。


この怪しい医療従事者(長いので、以下、怪医と省略してしまう)は、いろんなスタイルでご自分の事業をやっておられるようだが、あちこち転々としながら、その地その地で、誰かの家を利用させてもらっているスタイルも多いようだ。

(全国転々だなんて、ますますコワイ。
何かあったとき、所在がつかめるのか?)

また、アジュンマ・ハルモニたちの口コミで、ものすごいお客を集めている怪医も多いようだ。

はんらが行ったところも、どこかの誰かのお宅。
そして、30人くらいのご老人が集まっていた。

若いのは、はんら一人。
ほら、やっぱり、若い人なんて来ないじゃん~?!?(TT)
韓国人のお嫁さんだったら、普通はついて来ないよね?

怪医の診察の始まり、始まり~!

そこで、はんらはとんでもないものを見てしまった!

膝が痛い、腰が痛い、というご老人たちに、怪医が注射していくのだが、なんとその注射、
使いまわししていたのだった。

同じ針で、ドンドン注射していくのよ~!(@@)

これって、中に一人、肝炎だの、エイズだのいう人がいたら、全員にうつるんでは?!?

大変なものを見てしまって、半分逃げ腰のはんら。

しかし逃げられないまま、はんらの番にー。

もし、同じ注射針を使われるんだったら、はんらはどんなことをしてでも、逃げてこようと思っていた。

が、部位が違うためか、
日本人であるためか、
若いからか、
新しい注射容器の袋を開ける怪医。

そして、
「ちょ~~~っと、痛いですよ~~~」
と言って、魚の目の前後左右に注射されたのだが、それがイタイのなんのって!

はんら、泣いてました。(TT)
そして、靴を履いて家に帰って、靴を脱いで見ると、靴の中も血だらけ!

その後。。。。。。。
はんらの魚の目ちゃんは、
ずーっと
ずーーっと
ずーーーっと、
はんらの足の裏に、そのままあり続けたのでした。

はんらがシオモニを責めたのは、言うまでもないこと。
その後、シオモニと会うたび、はんらは怪医のことで、シオモニにギャーギャー言っていた。
「闇医者だー!
訴えてやる~!!」


ところが、それから10年。。。。。

ある日突然、はんらの足の裏から、魚の目が消えた。
シオモニは、今でも言っている。

「あの、医療の魔術師が、はんらの魚の目を治してくれたんだよねー」
と。。。

まさか、そんなわけないでしょ???







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Last updated  2005/11/14 07:10:37 PM
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