カテゴリ:発達障害
この事件に関して、このテーマで書こうとするお母さんの中には、ホントに他人ごとではない、と思った人も多いかもしれない。 うちのコーちゃんを振り返っても、小学校入学前後が一番大変だったと思う。 コーちゃんも多動気味で、 車道には飛び出していくし、 <立ち入り禁止>と書かれた柵を乗り越えて行くし、 「コーちゃん、危ないからおいで!」 と呼んでも、ケラケラ笑ってるだけだし、 いつか事故死するんじゃないかとハラハラしてたので、すごーくストレスだった。 幼稚園年長の時に、お友達に大怪我させてしまったのが、一番の撃沈事件だった。 コーちゃんが一方的に悪かったわけではないと、幼稚園の先生はコーちゃんを弁護してくれたが、 それ以前にも、あっちの遊び場、こっちのプレイルームでいろんな子に手を出して、引っ掻いたり、押したり、という小さな事件を数多く起こしていたため、幼稚園での事件の時は、もう、駄目押し状態で、すごく追い詰められた。 それに、被害者の親にしたら 「ごめんなさいね~。 うちの子、ちょっと問題があって。。。 これに懲りずに、これからも仲良くしてね」 と言われても、 「ハイ、そうですか」 と言って、何ごとも無かったように、仲良くさせられるはずがない。 自分の可愛い子どもが、怪我させられたんだから。 「すいません」 「ごめんなさい」 と謝りながら、一体、自分の何が悪くて、自分はこうして年がら年中、謝っていなくてはならないんだろう、と、気分は落ち込むばかり。 「障害児の親同士、仲良くしてサポートしあって励ましあって」 という一般論も、現実には、いろいろ難しいことが多い。 障害児といっても、その種類や程度に、非常に大きな差があるからである。 健常児とのボーダーから、一人で生活が難しい子まで。 それぞれ、悩みの内容や、考えることも全然違うし、 同じ療育機関に通っていても、好転していく子もいれば、 どんどん症状が重くなっていく子もいて、 その中でお母さん達の思いも、妬みや嫉妬、焦り、ひがみ、優越感など、いろいろ渦巻いてしまう。 障害児同士で遊ばせようとすると、お互いに認知能力のない子同士だから、みている親のほうは、数倍も疲れる。 コーちゃんは、小学校入学後も、友達からいじめられて学校行きたくない病にかかり、毎朝、ゴネていたが、そういうのが長く続くと、母親は疲労困憊してしまう。 コーちゃんの場合は、幸いなことに、学年が上がるにつれて、見る見る症状が軽くなり、今では何だかフツーになってきたので、はんらは本当に助かったのだが、 そうでなかったら、はんらも参ってしまっていたかも。 そしてはんらは、よしくんを育てながら、 「世の中にこんな楽な育児があるのか~」 と、しみじみ感じている。 よしくんが、何も問題がないわけではなく、むしろ、クラスの中では問題児の部類かもしれない。 小1で、書き取り20点なんてのを取ってくるし。 でも、性格的には、本当に「育てやすい子」だと思う。 コーちゃんは、本当に「育てにくい子」だった。 でも、はんらの日記の読者の皆さんはご存じだろうと思うが、はんらは、よしくんにはヒミツだが、コーちゃんラブなのである。 とにかく、言葉で言うのは簡単だが、障害児をめぐる問題は、先が見えないくらい難しい問題だと思う。 母親は、自分が障害児を産んでしまったというだけで、傷ついているので、励ましてもらっても、慰めてもらっても、反ってもっと傷ついてしまうこともある。 だから、周りがサポートしようにも、言葉で言うほど簡単なことではないと思う。 はんらも、フツーに近くなったとはいえ、まだまだ人間関係がスムーズではないコーちゃんのことが、今も、また、これからも心配ではあるが、これまでの数年間に大きく成長したことを思えば、これからの数年間にも、きっと、コーちゃんなりに成長していくだろうと信じている。 昨日、中学校から 「青少年のうつ病が急増しています」 というプリントが来た。 健常児として生まれても、後天的に、いろんな不幸なことやストレスなどが重なって、うつ病などを発病するケースがとても増えているようである。 チェック項目を親子で見てみたら、 「自殺の衝動にかられることがありますか?」 というのがあった。 「コーちゃん、イエス?ノー??」 と聞いたら 「まさか、考えないよ。」 と言う。 「あら、自殺を考えることはないの?」 と聞いたら 「大人になって、きれいでセクシーな女の人と結婚ヘヤジ!」 だって~。 「ハン・イェスルみたいな?」 「もっちろん!」 ハン・イェスル似の、セクシーなお嬢さん、コーちゃんが連絡お待ちします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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