テーマ:韓国!(17265)
カテゴリ:韓国の高校
韓国は、「ソウル」と「その他の地域」の2つに分けられている。 大学も「ソウルの大学」と「その他の地域の大学」に2分される。 日本とは全然違う。 格差社会であり、 ソウルと地方では、 何から何まで、全部違~~~う。 「ソウルに所在する大学を出た」人は、成功者であり、 「ソウルに所在する会社に勤務している」人は、憧れの的。 韓国の高校生の合言葉は、 「イン ソウル」 ソウルに所在する大学に行けるかどうか、 が、人生の分け目。 勝ち組になるか、負け組になるかの分け目。 それが、いろいろな弊害を産んでいる。 まずは、受験生の立場からいうと、 推薦入学という随時受験の倍率が、 ただ事ではない。 住民自治センターの日本語クラスのチョーさんの息子さんは 今、高3なのだが、 ソウルに所在する全ての大学に、願書を出した。 どこかの大学に引っかかってくれれば、 という思いらしい。 とにかく、ソウル圏の大学なら、どこでもいいと言う。 そういう人が多いため、 定員3人募集のところに、願書を出す学生が1,000人を超えた、 という大学、学部もある。 願書を出すのにかかる費用は、 1校につき、7~10万ウォン。 10校に願書を出せば、100万近いお金がかかるが、 どこの父兄も、そんなのお構い無しに、 何十校と、願書を出している。 入試の面接の日になると、大学付近の交通がマヒ状態になる。 なにしろ、3人しかとらない大学に、 面接を受けるために1,000人の受験生、プラス、付き添いの父兄が押し寄せるのだ。 1,000人のうち、3人しか合格できないので、 ほとんどの学生は不合格。 その波が、天安あたりにも押し寄せる。 ソウルの高校生の多くが、 滑り止めや本命の大学として、 電車などで通える圏内の天安あたりの大学にも、 併願する。 天安の大学も、どこも、低いところで倍率7倍、 高いところは50倍くらいになる。 天安の高校生の多くは、 願書を出せるところがない。 チョーさんが、テンパりながら、 「センセーも来年は我が身、ですよ~」 と、不気味なことを言う。 あぁ、我が家は、高望みはしてないんだけれど、 成績上位者の皆さんが、 こぞって願書を何十枚と出すのには、困っている。 中下位圏の学生が願書を出せないじゃないの~汗; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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