テーマ:韓国!(17265)
カテゴリ:韓国生活
月曜日からコーちゃんの大学、 水曜日からよしくんの中学校の新学期が始まり、 それぞれ大学2年生と中学3年生になった。 コーちゃんは4ヶ月間、ほぼ家の中に引きこもっていたのが、 朝は早い日は7時前から出かけて行くし(大学が電車で1時間20分くらいの距離にある)、 夜は夜で日本語学院の能力試験1級受験クラスに登録したので10時くらいに帰宅するという イキナリ、ハードな毎日となった。 あ、でも、大学は「コンガン(空間)」といって、 授業時間を工夫して取って、 1週間に1~2日、フリーの時間を作ったりできるのだけれど 金曜日がコンガンだと言ってたから 明日はゆっくりするのかも? コーちゃんの学科は入学時は40人だったのだが、 今回の2年生は、 コーちゃんと一緒に入学したメンバー(つまり1年生を終えて入隊して今学期復学する学生たちだと思う)が十数人、 去年入学して今年2年生に上がったメンバー(つまりまだ軍隊を終えていない後輩たち)が二十数人、 何らかの理由で今回2年生になったコーちゃんより先輩たち(つまり軍隊期間以上に休学した学生たち)が十数人、 そんなメンバーたちなので、 今はまだ、雰囲気に馴染めないよ~ と、コーちゃん。 韓国は序列社会だ。 何でも「上」「下」の序列をはっきりさせる。 そんな韓国では、学校が始まると「キ サウム」が始まる。 「キ サウム」というのは、力の闘い、つまり、「優劣」「上下」の立場を決める闘いだ。 特に激しいのは、中1の男の子たちだと言う。 入学して最初の自分の立ち位置が、1年間、いや、3年間の立ち位置を決めるからだ。 中1男子たちは新学期に互いにガンをつけ合い、 ひどくなると手が出て喧嘩する子たちもいる。 中1男子のお母さんたちも、 それで非常に神経質になってる人たちも。。。 我が家の息子たちはおとなしくて、そういった「キ サウム」とは全く無関係なので、いいのやら悪いのやら? 教師と学生たちの「キ サウム」もある。 教師は新学期に学生たちになめられてしまったら、 1年間、いや、その学校にいる限りは学生たちになめられてしまうので、 新学期は非常に強い態度に出たり、 「前の学校では番長を殴り倒した」 みたいな自慢話をしたりもする。 今の時期、学科ごとに教師や教授の自慢話や過去の栄光話を聞かされていることでしょう。。。 韓国は社会全体がそういった序列社会なので、 初対面のおばちゃんがイキナリ 「うちの旦那は医者だ」 だの 「息子はソウル大学に通っている」 だの、 聞いてもいないのに、自分の一家の自慢話を始めることも多い。 日本人にしたら 「はあ???@@」 って感じなのだが、 韓国人にとっては今後の人間関係の序列を決める大事なことなのだ。 キムチチゲの作り方など、 最初にお肉とキムチを炒めてから作る方法、 水からキムチを入れて作る方法、 いろいろあるのだが、姑たちは嫁が作っている方法を見て 「ダメダメ、それじゃ!」 とダメ出しする。 美味しくできれば作り方なんてどうでもいいのだが、 姑が嫁の上の立場に立とうとするので、 どんなやり方をしてもダメ出しされちゃうのだ。 在韓日本人に関しては、 「多文化家庭支援」などもたくさんあるけれど、 あれらも、ありがたいと同時に、韓国人たちに 「アナタたちは支援されてる側、つまり「下」よ」 と序列をつけられているような気がするので、 はんらはあまり好きじゃない。 よしくんに新学期の様子を聞いても、 序列社会に無関心のマイペースなよしくんの目には そういった「キ サウム」は全く入ってこないようで、 我が家は新学期といっても、平和そのもの。^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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